F1第9戦のカナダ・グランプリで、ポールポジションからスタートし、余裕を持ってトップを守り切って4連勝。今季6勝目を飾ったマックス・フェルスタッペンの強さは圧倒的であり、早くも3度目のワールドチャンピオンが確実されている彼の通算勝利数は歴代5位の41に達した。これは、F1のレジェンドであるアイルトン・セナに並ぶ偉大な記録である。
また、彼の所属するレッドブルにとっても、これで通算100勝目(こちらも歴代5位の記録)に到達したということで、記念のレースとなった。1995年にザウバーのスポンサーとしてF1に関わるようになり、2004年にジャガーレーシングを買収して翌年からコンストラクターとして始動したオーストリア籍のチームは、2009年の初優勝から14年の時をかけて、参戦356レース目で大きな節目を迎えた。
フェルスタッペンは、父ヨスがF1デビューした年(1994)のサンマリノGPで壮絶な死を遂げた偉大なるブラジル人ドライバーの記録に並んだことを、「カートに乗っていた頃からF1ドライバーになることを夢見ていたが、こんなに多く勝てるとは想像もしていなかった。セナに並べたなんて信じられないし、本当に誇りに思う」と喜び、レッドブルの100勝については「チームにとっても素晴らしい成果だ。100勝を達成できたことに満足している。次の目標は200勝だ」と語って、さらなる飛躍を誓っている。
この2つの偉大な数字に対し、各国メディアが反応しているが、イタリアの大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、フェルスタッペンとセナの41勝への道のりにおける、両ドライバーの初優勝、初年間優勝決定のレース、40勝目、41勝目を回想した。
ロータスのセナがデビュー2年目の1985年第2戦ポルトガルGPで初のポールポジションから雨の中で3位以下を周回遅れ、2位を1分以上引き離す圧倒的初勝利を挙げたのに対し、フェルスタッペンは2016年、トロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに昇格した初陣の第5戦スペインGPで予選4位からメルセデス勢の同士討ちで得たチャンスを逃さず、18歳7か月15日の最年少勝利記録を樹立している。
セナが初のワールドチャンピオンを決めたのは1988年の日本GPで、スタートでエンストして13番手まで落ちるも、そこからの猛追で28周目にチームメイトのアラン・プロストを抜き去り、そのまま勝利。対してフェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンと同ポイントで迎えた2021年最終戦のアブダビGP、終盤にライバルの先行を許して勝利は絶望的だったところ、他車の事故によるセーフティーカー出動でチャンスを得、ラストラップでハミルトンを抜くという劇的な結末を迎えた。
また、彼の所属するレッドブルにとっても、これで通算100勝目(こちらも歴代5位の記録)に到達したということで、記念のレースとなった。1995年にザウバーのスポンサーとしてF1に関わるようになり、2004年にジャガーレーシングを買収して翌年からコンストラクターとして始動したオーストリア籍のチームは、2009年の初優勝から14年の時をかけて、参戦356レース目で大きな節目を迎えた。
フェルスタッペンは、父ヨスがF1デビューした年(1994)のサンマリノGPで壮絶な死を遂げた偉大なるブラジル人ドライバーの記録に並んだことを、「カートに乗っていた頃からF1ドライバーになることを夢見ていたが、こんなに多く勝てるとは想像もしていなかった。セナに並べたなんて信じられないし、本当に誇りに思う」と喜び、レッドブルの100勝については「チームにとっても素晴らしい成果だ。100勝を達成できたことに満足している。次の目標は200勝だ」と語って、さらなる飛躍を誓っている。
この2つの偉大な数字に対し、各国メディアが反応しているが、イタリアの大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、フェルスタッペンとセナの41勝への道のりにおける、両ドライバーの初優勝、初年間優勝決定のレース、40勝目、41勝目を回想した。
ロータスのセナがデビュー2年目の1985年第2戦ポルトガルGPで初のポールポジションから雨の中で3位以下を周回遅れ、2位を1分以上引き離す圧倒的初勝利を挙げたのに対し、フェルスタッペンは2016年、トロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに昇格した初陣の第5戦スペインGPで予選4位からメルセデス勢の同士討ちで得たチャンスを逃さず、18歳7か月15日の最年少勝利記録を樹立している。
セナが初のワールドチャンピオンを決めたのは1988年の日本GPで、スタートでエンストして13番手まで落ちるも、そこからの猛追で28周目にチームメイトのアラン・プロストを抜き去り、そのまま勝利。対してフェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンと同ポイントで迎えた2021年最終戦のアブダビGP、終盤にライバルの先行を許して勝利は絶望的だったところ、他車の事故によるセーフティーカー出動でチャンスを得、ラストラップでハミルトンを抜くという劇的な結末を迎えた。
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