バレーボール

V1男子パナソニックが新リーグに向けて目指す「強くて面白いチーム」とは? 7月2日には吉本新喜劇に初出演

北野正樹

2023.06.24

吉本新喜劇に出演する兒玉康成、清水邦広、深津英臣(左から)。写真:北野正樹

 バレーボールV1男子の強豪パナソニック パンサーズは、Vリーグ機構が2024-25シーズンからスタートさせる新しいリーグ、「SVリーグ」に向け、「強くて面白いチーム」をチームのカラーとして掲げ、さらに磨きをかけている。大阪のチームらしく、明るくひょうきんで、それでいて本気を出せばリーグをリードする強いチームが目標。7月2日には、吉本興業とコラボし、〝お笑いの殿堂〟なんばグランド花月の吉本新喜劇に元日本代表主将でエースの清水邦広らOBを含めた11選手が初めて出演する。

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 清水らが出演するのは、「もじゃ吉田の新喜劇どうでしょう? inなんばグランド花月」。公演内容は明らかにされていないが、バレーボールを題材にしたもので、パンサーズの選手らが新喜劇のメンバーと絡む。

 昨年、吉本興業が大阪府吹田市内で開いたスポーツイベントに、選手らが参加したことが、コラボのきっかけ。

 清水と以前から親交のある、もじゃ吉田さんがチームのYouTubeチャンネルに出演したり、22-23年シーズンのホームゲームに、もじゃ吉田さんや「マヂカルラブリー」「タモンズ」らが試合中のイベントに参加したりして、交流を深めていた。

 吉本興業からの出演依頼に、選手らは二つ返事でOKしたそうだが、背景にはバレーの楽しさをもっと知ってもらい、Vリーグなどの大会を観戦してもらいたいという、選手らの強い思いがある。

 パンサーズはここ数年、チームのSNSで選手が三枚目を演じておどける姿などを配信しているほか、ホームゲーム(HG)ではMB兒玉康成がチームのペットマークである「黒豹」のデザインを真似たポーズで「パンサーズ!」と観客席に呼び掛けファンと声を合わせるなど、試合観戦以外でも楽しんでもらえるファンと一体感のある楽しいチームカラーを前面に打ち出している。

 また、バレー教室も積極的に開催。ホームの枚方市を中心に寝屋川、交野両市や京阪沿線の自治体とタイアップしているほか、全国各地にも展開。6月中旬の週末には愛媛、山口、島根、富山各県で同時に開き、選手が分散して指導を行った。
 
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