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角田裕毅、オーストリアGPでは「FP1で良い車に仕上げること」が好成績の条件と指摘! 一方レッドブル顧問はチームの“改称”を明言

THE DIGEST編集部

2023.06.29

首脳陣から高評価を得る角田。オーストリアGPではポイント獲得を目指したい。(C) Getty Images

 今週末に行なわれるF1第10戦のオーストリア・グランプリに向けて、アルファタウリの角田裕毅がチームの公式サイトを通して、意気込みを語っている。

 2週間前のカナダGPでは、予選でペナルティーもあって19番手に沈み、決勝は1周目でピットインしてタイヤを替えるという戦略が奏功して13番手まで浮上したものの、その後は前の車に引っかかったり、ピット作業が手間取ったりしたことで、14位でレースを終えることとなった。

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 この週末について、角田は「上手くまとめ上げることができませんでした。ポイントを獲得できるペースもあっただけに、残念です。FP3では良いペースだったのに、なぜか車のパフォーマンスを全て引き出せず、結果、レースで劣勢に立たされました。できる限りリカバーするには、戦略上、積極的になる必要があると承知していました。正しくやり切れたとは言えませんが、学べることはたくさんあったと思うし、今後同じ間違いを犯すことはないでしょう」と振り返っている。

 そして、次なる戦いの場となる、オーストリア・シュピールベルクにある「レッドブルリンク」、つまり姉妹チームのホームサーキットの印象を、「好きなコースであり、2年前のデビューイヤーではポイントも獲得しました(同コースで2レース開催されて「シュタイアーマルクGP」で10位入賞)」と明かした後、その特徴などを以下のように語った。

「(土曜日にスプリントが実施されることで)金曜日の午後には予選が行なわれるので、(金曜日の午前に実施される)フリー走行(FP1)からすぐに良い車に仕上げることが、オーストリアでの我々の焦点になります。予選に向けて万全の状態で臨まなければ、残りのセッションで苦戦することになるからです。シミュレーターで多くの作業を行ないましたが、スプリントがある週末では、これが通常よりもさらに重要になると思います」

「多くのテストをしたので、FP1で最適のセットアップを見つけ、すぐに自信を高めることを目指します。コースレイアウトはブレーキに厳しいものですが、チームはこれまでも幾つかのレースでこの問題の解決に多大な努力を払ってきたので、今ではより良く機能させる方法を理解しています。ハードブレーキのポイントは4つだけで、これまでのレースよりも上手くやれると思います」

「公式には、コーナーの数は10個で、ほとんどが中高速のものになります。だから、ダウンフォースが必要ですが、できるだけ抵抗を少なくしたい長いストレートもあります。簡単ではないチャレンジングな週末になると思いますが、楽しみにしています。レッドブルのホームコースなので、シュピールベルクの雰囲気は素晴らしいものになるだろうし、そこでポイントを獲得するのは素晴らしいことでしょう」
 
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