元五輪金メダリストが苦しい弁明だ。ふたたび波紋を広げる事態へと発展している。
事の発端は、現地7月5日にロシア国内のYouTubeに投稿されたひとつの動画だった。登場したのは、2014年ソチ五輪・女子フィギュアスケートで金メダルに輝いたアデリナ・ソトニコワさん。そのなかで話題が昨今のドーピング問題に及んだ際、ソトニコワさんは次のように過去のエピソードを明かした。
「15歳の年齢でオリンピックの金メダルを狙うのは、肉体的にも心理的にも容易ではない。私も2014年を振り返ってみると、しばらくしてからドーピングで陽性反応が出たと言われて絶望感に苛まれた。私は裁判を受けなければならなくなったのだけど…。私の場合は最終的に無罪になったわ。なぜなら、もうひとつ別に提出していた検体で問題がなかったからよ」
まさに爆弾発言となり、とりわけ韓国国内が騒然となった。ソチ五輪で銀メダルに終わったキム・ヨナへの採点に対してはいまだ議論が絶えず、9年が経っても「疑惑のジャッジだ!」「ロシア開催だから優勝できた」など非難の対象となっている。そこに来て今回のドーピング疑惑浮上。韓国メディアは堰を切ったように大々的な報道を繰り広げた。
世間のムードに乗ってか、大韓体育会(KADA)が動く。国際オリンピック委員会(IOC)に対してソトニコワさんのドーピング疑惑に関する再調査を求めたのだ。
これがロシア国内でも報じられると、ついにソトニコワさんが反論に転じる。自身のSNS上を更新して、「この1週間、私や私の周りの人びとの元には、突然メディアで報道された内容についてコメントを得るために、おびただしい数の電話やメッセージが届きました」と綴り、「こうしたニュースが多くのビューを獲得することは理解しています。でも、メディアは私が違法薬物の使用を認めたように伝えている。そんなことはあり得ません」と真っ向から否定した。
さらに27歳のオリンピアンは「たしかに1次検査では陽性となりましたが、そもそもサンプル自体が汚れていたか、チューブの損傷、担当者による移送・保管時のトラブルなど、いろんな理由が考えられます」と説明し、「歪曲された形で報道すれば、外国のメディアがロシア人選手を攻撃する口実を与えてしまう」と、ロシア国内のマスコミへの不信感も口にした。
そして、「当時も今も国際的なドーピング機関は私になんら質問をしてきていません。センセーショナルなことはいっさい起こらないのです」と断言。そのうえで「誰も私から大切なものを奪い取ることはできません。2014年のソチ大会で表彰台に立った数分間、ロシア国歌斉唱、観衆の視線、そして国のために素晴らしい演技ができたという熱い想いもです!」と続け、長いメッセージを締めくくった。
しかしながらロシア・メディア『Sport24』によると、コメント欄には韓国語を中心に糾弾する声がふたたび殺到したという。数時間後には封鎖されて書き込みが禁じられ、現在も閲覧できない状態となっている。
ソチ五輪で銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナーの母国であるイタリアのメディアも興味津々で、一大騒動は世界中に飛び火しつつある。ひとまずはIOCが韓国側の申し出に対して具体的なアクションを起こすのかどうかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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事の発端は、現地7月5日にロシア国内のYouTubeに投稿されたひとつの動画だった。登場したのは、2014年ソチ五輪・女子フィギュアスケートで金メダルに輝いたアデリナ・ソトニコワさん。そのなかで話題が昨今のドーピング問題に及んだ際、ソトニコワさんは次のように過去のエピソードを明かした。
「15歳の年齢でオリンピックの金メダルを狙うのは、肉体的にも心理的にも容易ではない。私も2014年を振り返ってみると、しばらくしてからドーピングで陽性反応が出たと言われて絶望感に苛まれた。私は裁判を受けなければならなくなったのだけど…。私の場合は最終的に無罪になったわ。なぜなら、もうひとつ別に提出していた検体で問題がなかったからよ」
まさに爆弾発言となり、とりわけ韓国国内が騒然となった。ソチ五輪で銀メダルに終わったキム・ヨナへの採点に対してはいまだ議論が絶えず、9年が経っても「疑惑のジャッジだ!」「ロシア開催だから優勝できた」など非難の対象となっている。そこに来て今回のドーピング疑惑浮上。韓国メディアは堰を切ったように大々的な報道を繰り広げた。
世間のムードに乗ってか、大韓体育会(KADA)が動く。国際オリンピック委員会(IOC)に対してソトニコワさんのドーピング疑惑に関する再調査を求めたのだ。
これがロシア国内でも報じられると、ついにソトニコワさんが反論に転じる。自身のSNS上を更新して、「この1週間、私や私の周りの人びとの元には、突然メディアで報道された内容についてコメントを得るために、おびただしい数の電話やメッセージが届きました」と綴り、「こうしたニュースが多くのビューを獲得することは理解しています。でも、メディアは私が違法薬物の使用を認めたように伝えている。そんなことはあり得ません」と真っ向から否定した。
さらに27歳のオリンピアンは「たしかに1次検査では陽性となりましたが、そもそもサンプル自体が汚れていたか、チューブの損傷、担当者による移送・保管時のトラブルなど、いろんな理由が考えられます」と説明し、「歪曲された形で報道すれば、外国のメディアがロシア人選手を攻撃する口実を与えてしまう」と、ロシア国内のマスコミへの不信感も口にした。
そして、「当時も今も国際的なドーピング機関は私になんら質問をしてきていません。センセーショナルなことはいっさい起こらないのです」と断言。そのうえで「誰も私から大切なものを奪い取ることはできません。2014年のソチ大会で表彰台に立った数分間、ロシア国歌斉唱、観衆の視線、そして国のために素晴らしい演技ができたという熱い想いもです!」と続け、長いメッセージを締めくくった。
しかしながらロシア・メディア『Sport24』によると、コメント欄には韓国語を中心に糾弾する声がふたたび殺到したという。数時間後には封鎖されて書き込みが禁じられ、現在も閲覧できない状態となっている。
ソチ五輪で銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナーの母国であるイタリアのメディアも興味津々で、一大騒動は世界中に飛び火しつつある。ひとまずはIOCが韓国側の申し出に対して具体的なアクションを起こすのかどうかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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