格闘技・プロレス

米識者が井上尚弥と対戦を熱望するのは? さらなる“階級上げ”には賛否両論の声「彼ならやりかねない」「絶望的だ」

THE DIGEST編集部

2023.07.27

スーパーバンタム級でフルトンに8回TKO勝利を収めた井上。(C)AP/AFLO

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが7月25日に行なわれ、井上尚弥(大橋)は、スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで、世界4階級制覇の偉業を成し遂げた。

【動画】世界を震撼させた井上尚弥の衝撃TKOシーン

 フルトン有利の下馬評を覆し、攻撃力の高さに加えスピードを兼ね備えたモンスターの力を世界に示した。そんな井上のさらなるビッグマッチを期待する声も大きく、なかには3階級制覇の実績を持つWBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス戦を考えるファンがいる。

 格闘技ファンの声に対し、海外メディア『Showtime Sports』の司会者ステファン・エスピノーザ氏は、「分からないよ。ちょっとクレイジーに聞こえるけど、でもたった13ポンドしか違わない。タンク(デービスの愛称)対イノウエ見てみたいね。フルトン戦のパフォーマンスを見るかぎり彼ならやりかねない」とコメントしたと『talk SPORT』でボクシングを担当するマイケル・ベンソン氏が伝える。
 
 一方で、米専門誌『The Ring』のマイケル・モンテロ記者は、「絶望的だ。イノウエが135ポンドで戦うことは、彼のスタート地点から7階級も上げることになる。これはタンクにデビッド・ベナビデス(スーパーミドル級)と168ポンドで戦えと言っているのと同じだ」と土俵が違い過ぎるとの指摘もある。

 階級を上げても、ファンの期待を上回るパワーを着実につけてきた井上。そんな彼がどの階級まで上げることが出来るのか。早くも世界中の関係者が熱視線を注いでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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