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「気合いめちゃくちゃ入ってた」池江璃花子が好タイムで50mバタフライ準決勝進出!予選で対峙した親友と再び激突!「結果出したい」【世界水泳】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.07.28

池江は50mバタフライ予選を全体3位で突破。準決勝に弾みをつける好タイムだった。(C)Getty Images

池江は50mバタフライ予選を全体3位で突破。準決勝に弾みをつける好タイムだった。(C)Getty Images

 競泳6日目を迎えた「世界水泳」は、女子50メートルバタフライ予選が行なわれ、池江璃花子が25秒50の好タイムで全体3位に食い込み、準決勝に進出。同組だった相馬あいも25秒96のタイムで全体6位通過。日本代表2人が揃って夜のセミファイナルに臨む。

 予選7組目の3レーンで登場した池江。隣の4レーンには、自身の闘病中に激励のメッセージをもらい、お互いを親友と呼び合う世界記録保持者のサラ・ショーストロム(スウェーデン)が入った。

 池江はスタート良く飛び込むと、トップを泳ぐショーストロムに遅れることなく追泳。勢いそのまま3位でフィニッシュし、タイムにも納得した表情だった。
 
 レース後、「ここで好記録を出せたのは嬉しかったですけど、自分的にはタイムに拘わっていなかった」と冷静に振り返った。「(全体1位)サラ選手に思ったより離されてなかったことで落ち着いて泳げたと思う」と語り、やはり意識していたのかと問われると「気合いはめちゃくちゃ入っていましたね」と笑顔がこぼれた。

 ライバルとは準決勝でも、再び隣のレーンで相まみえる。「予選からサラ選手と隣で本当に良かった。焦らずやりたい」と準決勝を見据える。また、初日の100メートルバタフライ予選から大きな声援を送るファンには「今までに経験したことのない緊張を感じたけど、今日の歓声は心地良かった」と語り、あらためて感謝した。

 100メートルは予選で敗退し、期待に応えられなかった。「結果を出したい」と語気を強めた彼女の視線の先は、セミファイナル突破のみだ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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