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池江璃花子が全体5位で50mバタフライ決勝進出!メダルを懸け6年ぶりの大舞台へ【世界水泳】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.07.28

50mバタフライ準決勝に臨んだ池江は決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

 水泳の世界一決定戦「世界水泳」は競泳6日目を迎え、女子50メートルバタフライ準決勝が行なわれ、池江璃花子が25秒72で全体5位となり、明日の決勝に駒を進めた。同じく準決勝に残った相馬あいは26秒18で全体15位。こちらは決勝進出を逃した。

 予選を25秒50の好タイムで突破した池江は準決勝2組目に登場。この日、最も大きな声援を受けた日本人スイマーは5レーンで臨み、隣の4レーンには世界記録保持者で最大のライバルであるサラ・ショーストロム(スウェーデン)と直接対決した。

 25秒前後で勝負が決するスプリント戦。会場が静まりかえる中、池江は思い切りのいいスタートを決めると、後半にスピードを上げトップを泳ぐショーストロムに離されず、2位でタッチ。ゴール後は1位のショーストロムと健闘を称え合った。

 そして、電光掲示板のタイムに決勝進出を示す「Q」が表示されると、会場は大喝采で23歳のファイナル進出を称えた。
 
 23日の100メートルバタフライでは「歓声が今まで経験したことがない緊張感に包まれた」と弱気で予選敗退を喫したが、この日の50メートル予選後は「歓声が心地良かった」と振り返るほど、プレッシャーを楽しみ、そして見事に打ち勝った。

 世界水泳での決勝進出は2017年のブダペスト大会(ハンガリー)以来、6年ぶり。明日、メダルを懸けた大舞台に池江が挑む。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【動画】池江璃花子が全体5位で決勝進出!女子50mバタフライをチェック

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