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格闘技・プロレス

元世界5階級王者メイウェザーが井上尚弥を称賛!規格外の強さに持論を展開「米国に来て血液と尿検査を受けろ」

THE DIGEST編集部

2023.08.10

4階級制覇を達成した井上(左)のポテンシャルを元世界5階級王者のメイウェザー(右)は絶賛している。写真:松尾/アフロスポーツ、(C)Getty Images

4階級制覇を達成した井上(左)のポテンシャルを元世界5階級王者のメイウェザー(右)は絶賛している。写真:松尾/アフロスポーツ、(C)Getty Images

 ボクシング界を席巻するモンスターの強さに、米国のレジェンドも舌を巻いている。

 去る7月25日、東京・有明アリーナでボクシングの前世界バンタム級4団体統一の井上尚弥(大橋)が、WBC・WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)を8回1分14秒TKOで撃破し、日本人2人目となる4階級制覇を成し遂げたのは周知の事実だ。

 無敗同士の対決であり、なおかつ井上のスーパーバンタム級初陣ということで、世紀の一戦は世界中から熱い視線が注がれ、衝撃的な結末に多くのボクシング関係者は身震いした。そして、日本人ボクサーの偉業には、この男も大きな刺激を受けたようだ。

 現地8月8日、米ボクシング専門メディア『Fight Hype』のYouTubeチャンネルが更新され、元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(米国)が、4階級制覇を達成した井上について語っている。
 
 46歳のレジェンドはインタビューで井上に触れると、まず「彼はとんでもないファイターだ」と述べ、そのポテンシャルに注目。続けて「私は彼が好きだ。なぜなら、イノウエは私の戦略やプレイから多くを学んでいるからね。偉大な選手から学ぶことは当然だろう」と自身のスタイルを誇示しつつ、日本人ファイターのスキルを称賛した。

 井上がフルトンに勝利したことについては「彼はフルトンを正しく理解し、勝利した。しかし、フルトンは優れたボクサーだが、ハードパンチャーではない」と指摘。さらに話が、2019年11月に行なわれたノニト・ドネア(フィリピン)戦に及ぶと「ドネアはイノウエを苦しめた。ドネアはもう40歳近かったはずだが、イノウエは20代だった。彼はドネアをノックアウトするべきだったと思う」と厳しく評した。

 また、「イノウエはアメリカに来て戦うべきだ。ランダムな血液と尿検査を受けてね」とアメリカでのドーピング検査をしたうえ、試合をしてほしいと発言。その真意は「イノウエとガーボンタ・デービスがキャッチウェイト(契約体重)で戦うタイトルマッチを見たいからだ」と語り、現在は3階級上のWBAライト級王者デービスと、井上の試合が見たいとしてトークを締めくくった。

 井上を称えつつも、随所に自由奔放といえる持論を展開したメイウェザー。彼の目から見ても、規格外の強さを見せるモンスターは無視できない存在のようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】世界を震撼させた井上尚弥の衝撃TKOをプレイバック

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