新日本プロレスは真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス33』準決勝、8.12東京・両国国技館大会を開催した。セミファイナルでは、オカダ・カズチカとEVILが激突。メインイベントでは、内藤哲也とウィル・オスプレイが翌日の決勝進出を懸けて対戦した。
まずセミファイナルでは、ガウン姿のオカダをEVILが急襲。EVILはその後も、幾度も急所攻撃を見舞いピンチになると、H.O.Tのメンバーが介入し放題。オカダはかなり苦しめられたが、ドロップキックの連発でH.O.Tのメンバーを排除。しかし、EVILは足を刈り取って、ド迫力に後頭部を叩きつけるEVILを仕掛けて勝負あったかに見えたが、オカダはこれをカウント2で返す。
唖然とするEVILにオカダは掟破りの逆EVILを放ち、エメラルドフロージョン式のパイルドライバーから、レインメーカーでEVILを仕留め決勝進出を決めた。最後はオカダの三連覇への思いが、EVILを上回ったようだ。
一方のメインイベントは内藤とオスプレイ、両者コールが交差するなか、スリリングかつスピーディーな攻防を繰り広げる展開に、場内からは大歓声が止まない。
内藤は封印していたスターダストプレスを放つも、これをオスプレイがかわすと、オスプレイは内藤の顎にキックを連発。これには内藤もダウンをしてしまう。しかし、ここからオスプレイの猛ラッシュをしのぎ抜いた内藤は、デスティーノで形勢を逆転させると、最後はそのまま正調のデスティーノが決まりカウント3。試合後、内藤はしばらく立ち上がれなかったが、６年ぶりの決勝戦の切符を見事手にした。
なんとか恒例の「デ・ハポン！」と叫び、大会を締めた内藤はバックステージに戻ると、「両国にて行なわれる優勝決定戦に駒を進めましたよ。やっぱり G1クライマックス、めちゃめちゃやりがいがあるよ。プロレスラーとしてこんな充実した日々。あらためて新日本プロレスのプロレスラーになって良かったなって思いましたよ」と安堵の表情を浮かべる。
３度目の優勝を狙う舞台は、両国国技館。2017年に優勝した相性の良い場所だ。「まあでも、まだゴールじゃないんでね。まだ明日、優勝決定戦が残っているんでね。対戦相手はオカダ。申し分ない相手だな。 オカダを倒して、そして両国のリングのど真ん中でまた大声で叫びますよ。デ・ハポン！ てね」と予告した内藤。「じゃあ皆様、喉の調子を良くしたうえで、明日の両国国技館に、そしてテレビの前にお集まりください。試合後、一緒に叫びましょう」とニヤリと笑い、この日も独演して控室へ消えた。
G１三連覇が懸かるオカダは過去４度決勝に進出して、いずれも優勝している勝負強さがある。一方の内藤も２度ファイナルに進出し、いずれも頂点に立っている。つまり、どちらも決勝は負け知らずのなか、最高の舞台で雌雄を決する。
内藤は６年ぶり３度目のG１優勝を掴み取って、来年1.4東京ドーム大会のメインイベントに出場したいところだろう。オカダと内藤による極上の優勝決定戦は13日、G１クライマックス幾多の名勝負が繰り広げられた両国国技館で決着の刻を迎える。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス33』準決勝
2023年8月12日
東京・両国国技館
観衆 6579人
▼『G1クライマックス33』準決勝（時間無制限1本勝負）
○オカダ・カズチカ（18分08秒 片エビ固め）EVIL●
※レインメーカー
○内藤哲也（29分58秒 エビ固め）ウィル・オスプレイ●
※デスティーノ
※オカダ、内藤が決勝進出。
取材・文⚫︎どら増田
【動画】昨年の準決勝と同カード！内藤哲也vsオスプレイの激闘をチェック
【関連記事】新日本『G1』4強決定！ ３連覇狙うオカダ・カズチカ、準決勝で対戦のEVILに「好きにやってくれよ」
【関連記事】「また戻ってきます！」ノア清宮海斗が無念の予選敗退も来年の新日本G１参戦を堂々宣言「主役と優勝を獲ってやります！」
まずセミファイナルでは、ガウン姿のオカダをEVILが急襲。EVILはその後も、幾度も急所攻撃を見舞いピンチになると、H.O.Tのメンバーが介入し放題。オカダはかなり苦しめられたが、ドロップキックの連発でH.O.Tのメンバーを排除。しかし、EVILは足を刈り取って、ド迫力に後頭部を叩きつけるEVILを仕掛けて勝負あったかに見えたが、オカダはこれをカウント2で返す。
唖然とするEVILにオカダは掟破りの逆EVILを放ち、エメラルドフロージョン式のパイルドライバーから、レインメーカーでEVILを仕留め決勝進出を決めた。最後はオカダの三連覇への思いが、EVILを上回ったようだ。
一方のメインイベントは内藤とオスプレイ、両者コールが交差するなか、スリリングかつスピーディーな攻防を繰り広げる展開に、場内からは大歓声が止まない。
内藤は封印していたスターダストプレスを放つも、これをオスプレイがかわすと、オスプレイは内藤の顎にキックを連発。これには内藤もダウンをしてしまう。しかし、ここからオスプレイの猛ラッシュをしのぎ抜いた内藤は、デスティーノで形勢を逆転させると、最後はそのまま正調のデスティーノが決まりカウント3。試合後、内藤はしばらく立ち上がれなかったが、６年ぶりの決勝戦の切符を見事手にした。
なんとか恒例の「デ・ハポン！」と叫び、大会を締めた内藤はバックステージに戻ると、「両国にて行なわれる優勝決定戦に駒を進めましたよ。やっぱり G1クライマックス、めちゃめちゃやりがいがあるよ。プロレスラーとしてこんな充実した日々。あらためて新日本プロレスのプロレスラーになって良かったなって思いましたよ」と安堵の表情を浮かべる。
３度目の優勝を狙う舞台は、両国国技館。2017年に優勝した相性の良い場所だ。「まあでも、まだゴールじゃないんでね。まだ明日、優勝決定戦が残っているんでね。対戦相手はオカダ。申し分ない相手だな。 オカダを倒して、そして両国のリングのど真ん中でまた大声で叫びますよ。デ・ハポン！ てね」と予告した内藤。「じゃあ皆様、喉の調子を良くしたうえで、明日の両国国技館に、そしてテレビの前にお集まりください。試合後、一緒に叫びましょう」とニヤリと笑い、この日も独演して控室へ消えた。
G１三連覇が懸かるオカダは過去４度決勝に進出して、いずれも優勝している勝負強さがある。一方の内藤も２度ファイナルに進出し、いずれも頂点に立っている。つまり、どちらも決勝は負け知らずのなか、最高の舞台で雌雄を決する。
内藤は６年ぶり３度目のG１優勝を掴み取って、来年1.4東京ドーム大会のメインイベントに出場したいところだろう。オカダと内藤による極上の優勝決定戦は13日、G１クライマックス幾多の名勝負が繰り広げられた両国国技館で決着の刻を迎える。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス33』準決勝
2023年8月12日
東京・両国国技館
観衆 6579人
▼『G1クライマックス33』準決勝（時間無制限1本勝負）
○オカダ・カズチカ（18分08秒 片エビ固め）EVIL●
※レインメーカー
○内藤哲也（29分58秒 エビ固め）ウィル・オスプレイ●
※デスティーノ
※オカダ、内藤が決勝進出。
取材・文⚫︎どら増田
【動画】昨年の準決勝と同カード！内藤哲也vsオスプレイの激闘をチェック
【関連記事】新日本『G1』4強決定！ ３連覇狙うオカダ・カズチカ、準決勝で対戦のEVILに「好きにやってくれよ」
【関連記事】「また戻ってきます！」ノア清宮海斗が無念の予選敗退も来年の新日本G１参戦を堂々宣言「主役と優勝を獲ってやります！」
