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モータースポーツ

角田裕毅の同僚はポイントを獲得できない!? 後半戦のF1で起こる“5つの事象”を仏専門メディアが予想!

THE DIGEST編集部

2023.08.18

アルファタウリのドライバー、リカルド(左)と角田(右)。

アルファタウリのドライバー、リカルド(左)と角田(右)。

 2023年のF1は第13戦のベルギーGPを終えたところで中断期間に入ったが、前半戦だけでも大小多くの驚きの事象が起こっている。

 レッドブル有利の予想がなされていたとはいえ、これほどまでに圧倒的な強さを見せて全勝を飾ったことは、ライバルと目されていたチームが全く追随できないでいるということも含め、少なからず衝撃的だった。一方、アストンマーティンの序盤の大躍進、そして中盤になって速さを見せ始めたマクラーレンの急上昇ぶりは、間違いなくサプライズと言えるだろう。
 
 ドライバーレベルでも、ここまで10勝を挙げて独走しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の想像以上の強さをはじめ、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)ら上位勢の好パフォーマンスに加え、中団争いではアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)らが健闘を見せている。非力な車ながら3度入賞を果たし、その他のレースでも再三ポイント圏内に迫ってきた角田裕毅(アルファタウリ)のパフォーマンスも、驚きの範疇に入るかもしれない。

 他にも、セルジオ・ペレス(レッドブル)やジョージ・ラッセル(メルセデス)の不安定ぶり、わずか10戦でのニック・デ・フリース(アルファタウリ)解雇といったネガティブな面でのサプライズも見られた前半戦だが、8月25日に開幕するオランダ・グランプリ以降の戦いではどうだろうか。それを、フランスのモータースポーツ専門メディア『AUTO hebdo』が展望し、後半戦で起こるであろう「5つの事象」を予想した。

 ひとつ目は「オスカー・ピアストリの初表彰台」。このマクラーレンのルーキーは、シルバーストーンでスペックBが導入されて車が飛躍的に向上してからは素晴らしいドライビングを披露し、不運がなければすでにここで目標を達成していただろう。同メディアは、ベルギーでのスプリントで2位に入った彼にとって、「初の表彰台はすぐそこにあり、マクラーレンの実力を考慮すれば、ごく近いうちに実現するだろう」と見解を示している。

 続いての予想は、「ルイス・ハミルトンの勝利」。2021年のサウジアラビアGP以降、勝利から遠ざかっている7度の世界王者は、メルセデスの「W14」の改善とともに自信を取り戻し、ブダペストではポールポジションを獲得。同メディアは、レッドブルが今季のマシン開発を終了したと明言したのに対し、メルセデスは今後も継続するということを根拠に、「運も必要になる」と付け加えながらも、年内にハミルトンが通算104勝目を果たすとの見解を示した。
 
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