鎮火したと思われていた騒動が、ちょっとした火種からふたたび燃え上がっている。『イーデイリー』が「暴露と挑発が止まらない！」と銘打ってレポートするなど、韓国主要メディアが一斉に続報を伝えた。
【画像】イ・ジェヨン＆ダヨン姉妹の貴重画像！ 17歳、プロ入り決定直後の２ショット写真はこちら！

　２年半前に“いじめ加害”で話題を呼んだ元韓国女子バレーボール代表、イ・ジェヨン＆ダヨンの双子姉妹。華々しいキャリアは凄惨なスキャンダルによってあっという間に瓦解したが、姉妹はその後も被害者への誠実さを欠いた言動を続けたため、いまだ韓国国民にとって非難の対象となっている。

　そんななか、８月５日に妹のダヨンが突如としてマスコミ各所に連絡を入れ、フランスへ出国する前に空港で記者会見に応じると伝えた。公の場で話すのはおよそ２年ぶりだ。その場であらためていじめ騒動について私見を述べたのに加え、かねてから噂されていた韓国女子バレーボール界の女帝、キム・ヨンギョンとの不仲についても想いを明かした。

　名セッターはキム・ヨンギョンの実名こそ伏せたが、「あの頃、なぜそこまで（私を）いじめて苦労させたのかを聞いてみたい。（かつて共にプレーした）興国生命にいる間、彼女は一度も私がトスしたボールを打ったことがない」と発言。さらに数日後には姉ジェヨンも追随し、「練習時にダヨンのパスが少しでも良くないと、その選手がネットを握って倒れ、口の形で明らかに分かる悪口を言った。試合中もだ。その選手が堂々とダヨンに向かって“××”と悪口を放ち、ダヨンは交代したあと、ウォームアップゾーンに出て号泣していた」と暴露したのである。
  　標的が国民的な人気を誇るアスリートなだけに、当然大きな注目を集めた。一斉にメディアを通じて報じられ、YouTubeなどでもキム・ヨンギョンを糾弾するようなコンテンツが拡大再生される。

　これに対して、８月16日にキム・ヨンギョンの所属事務所が動いた。「ここ最近の記事を含め、キム・ヨンギョンに対して悪意的に作成・配布された報道資料およびユーチューバーに対し、強硬対応をする予定だ」と記し、「継続的に悪意的な虚偽事実を流布するユーチューバーと悪質コメントには法的に強硬対応する。いかなる場合にも、善処および合意はない予定だ」と強調した。

　さらに同事務所は、「当社は2020年度から法律代理人を通じて、所属選手に対する虚偽事実流布、名誉棄損、セクハラ、人身攻撃などの内容を盛り込んだ悪質コメントおよび投稿に対する資料を収集し、訴訟を進行中だ」と続けた。