ハンガリーのブダペストで開催されている陸上の世界選手権。大会4日目の現地8月22日には男子3000メートル障害の決勝が実施され、日本記録保持者の三浦龍司(順天堂大)が8分13秒70で、日本勢最高6位入賞を果たした。
【動画】6位入賞!三浦が3000m障害決勝でみせた渾身の走りをチェック!
東京五輪で7位に入賞した三浦だが、前回のオレゴン大会では予選落ち。その悔しさをバネに今大会では表彰台を目ざし、19日の予選では安定感のあるレース運びを見せ、着順で決勝進出を決めていた。
大きな歓声を受けて競技場に入ってきた21歳。世界一の舞台はスローペースで展開され、三浦は集団の後ろからのスタートとなった。徐々に前にポジションを上げるなか、大きくレースが動いたのは、世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(エチオピア)が先頭に立ったラスト1000メートルだ。
そのギルマに喰らいつきたい三浦だったが、その差はみるみる開いた。一方でしっかり付いていった東京五輪王者ソフィアン・エルバカリ(モロッコ)がラスト200メートル手前でギルマを捉え、そのまま逃げ切って優勝。三浦はラスト1周で5番手に上げたものの、ゴール直前で1人に交わされた。
レース後、「五輪のときより1つ順位が上がりましたが、ラスト動かせずに抜かれてしまったのは詰めの甘いところが出てしまった。もうちょっと削れたのかなと思います」と反省を口にした三浦は、世界トップレベルの強さを目の当たりにしたようだ。
「(残り2周でギルマらがペースアップした際)もう先頭はかなり先のほうに行っていて、やっぱり強いなと思いました。ゴールのタイムを見てもこれだけ開いたんだなと痛感しました」
そして「自分のなかで消化できれば凄く良いものになると思う、振り返って少しずつステップアップすることで、間違いなく自分の目標には到達できると思うので、マイペースにやっていきたい」と今後に向けて抱負を語った。
なお、ともに同レースを走った青木涼真(Honda)は8分24秒77で14位に入った。
構成●THE DIGEST編集部
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そのギルマに喰らいつきたい三浦だったが、その差はみるみる開いた。一方でしっかり付いていった東京五輪王者ソフィアン・エルバカリ(モロッコ)がラスト200メートル手前でギルマを捉え、そのまま逃げ切って優勝。三浦はラスト1周で5番手に上げたものの、ゴール直前で1人に交わされた。
レース後、「五輪のときより1つ順位が上がりましたが、ラスト動かせずに抜かれてしまったのは詰めの甘いところが出てしまった。もうちょっと削れたのかなと思います」と反省を口にした三浦は、世界トップレベルの強さを目の当たりにしたようだ。
「(残り2周でギルマらがペースアップした際)もう先頭はかなり先のほうに行っていて、やっぱり強いなと思いました。ゴールのタイムを見てもこれだけ開いたんだなと痛感しました」
そして「自分のなかで消化できれば凄く良いものになると思う、振り返って少しずつステップアップすることで、間違いなく自分の目標には到達できると思うので、マイペースにやっていきたい」と今後に向けて抱負を語った。
なお、ともに同レースを走った青木涼真(Honda)は8分24秒77で14位に入った。
構成●THE DIGEST編集部
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