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マラソン・駅伝

女子マラソン、日本人トップの松田瑞生は13位! 粘りの走りも入賞届かず涙「沢山の方に支えてもらった!」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2023.08.26

前回大会に続く入賞が期待された松田は、日本人トップの13位でゴールした。(C)Getty Images

前回大会に続く入賞が期待された松田は、日本人トップの13位でゴールした。(C)Getty Images

 現地8月26日、世界陸上ブダペスト大会で女子マラソンが開催された。松田瑞生(ダイハツ)は2時間29分15秒を記録し、日本人トップとなる13位でフィニッシュした。

【動画】日本勢の入賞はゼロ。松田らのゴールの瞬間をチェック

 昨年のオレゴン大会では入賞まであと一歩の9位に終わった松田。その悔しさを晴らすべく、レース序盤は大集団の中で淡々と進めた。13キロ付近でエチオピア勢がペースを上げるなか、そのペース変動に左右されず、落ち着いて歩を進めた。一時は先頭に10秒以上引き離されたが、下り坂を利用して集団に追いつき粘り強さを光らせた。

 だが25キロ手前で先頭集団のペースアップにふるい落とされ16番手に後退。30キロ以降に前から落ちてくる選手を1つずつ交わした。最後は歯を食いしばるような表情で42.195キロを駆け抜けると、ゴール後は右足を引きずり、大会スタッフの肩を借りて引き上げた。

 2時間24分23秒のA.B.シャンクル(エチオピア)が初優勝を果たした。G.ゲブレシラシエ(エチオピア)が2時間24分34秒で銀メダル、2時間25分17秒のF.E.ガルダディ(モロッコ)が銅メダルに輝いた。
 
 レース後、目に涙を浮かべた松田は「沢山の方に支えてもらって、このスタートラインに立つ素晴らしさ、嬉しさ、そういうものを感じさせてもらいました。本当に沢山の方に応援いただきありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。そして「また諦めずに頑張りたいと思います」と抱負を語った。

 その他の日本選手は、2時間31分53秒の加世田梨花(ダイハツ)が19位、佐藤早也伽(積水化学)が2時間31分57秒の20位でゴールした。

構成●THE DIGEST編集部

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