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「陰湿な苦情もある。本当に汚い」“偏見”も乗り越えて...金メダル北口榛花の師匠セケラック氏が嘆いたチェコでの実情を母国メディアが報じる

THE DIGEST編集部

2023.08.31

世界陸上の女子やり投げで金メダルを獲得した北口。来年のパリ五輪に期待が懸かる。(C) Getty Images

 ハンガリー・ブダペストで開催された世界陸上。女子やり投げで、堂々の金メダルを獲得した北口榛花の活躍は今大会のハイライトシーンのひとつと言えるだろう。最終6投目で66m73のビッグスローを叩き出しての大逆転劇。世界大会の陸上競技において、日本女子選手史上初のトラック&フィールド種目での金メダルという快挙を成し遂げた。

【画像】女子やり投げ決勝で北口榛花が史上初の金メダルを獲得した歓喜の瞬間を特集!
 この北口を金メダルに導いた立役者がチェコ人コーチのデイビッド・セケラック氏であるが、母国チェコのWEBメディアが現地での競技活動において思わぬ苦労があったことを報じている。

 チェコメディア『CESKE NOVINY』では、世界陸上での決勝前の緊張感が漂うなか、北口を日本食レストランに連れて行ったというエピソードや、「5分の遅刻も許さない」という厳格な環境で彼女が4年以上にわたり謙虚にトレーニングを積んできたという話が同氏によって語られている。

 そんななか、記事内ではセケラック氏が日本人の北口を指導することで"偏見"の目を向けられる時もあると明かす。理解ある人々はとても協力的であるとしながらも、「なかには陰湿な人々もいる。つい数日前も連盟に対して、私が日本人を指導しているという匿名の苦情があった。私も彼女も連盟の金で雇われていると言って、泣きつきたかったのだろう。本当に汚いものが溢れている」と嘆いているという。

 "史上初"の快挙の裏には、さまざまな闘いがあったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】北口榛花が"流暢な"チェコ語で当たり前のようにインタビューに答える!!

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