格闘技・プロレス

ザック・セイバーJr.が8年ぶりにノアへ里帰り「自分がこういうスタイルになったのはノアのおかげ」

どら増田

2023.09.04

8年ぶりのノアマットとなるザックが小川とタッグを組んだ。(C) NOAH

 プロレスリング・ノアは『N-1 VICTORY 2023』最終戦、9.3エディオンアリーナ大阪第1競技場大会を開催した。セミファイナルでは、清宮海斗が新日本プロレス『G1クライマックス』8.13東京・両国国技館大会でスカウトした大岩陵平とのタッグを本格始動。清宮の師である小川良成と8年ぶりにノアマットに里帰りとなる現在は新日本でTMDKのメンバーとして活躍中のザック・セイバーJr.とのこちらもある意味師弟コンビと対戦した。
 
 試合は清宮のファイトスタイルを「ワンパターン」と斬った小川が、ザックとともにテクニカルな動きを惜しみなく出して、若い清宮組を圧倒するも、清宮はこの日から新コスチュームの大岩とのダブルドロップキックザックを排除すると、シャイニングウィザードの連発から変型シャイニングウィザードを決めて小川から3カウントを奪取。清宮&大岩が苦戦しながらも白星発進に成功している。

 バックステージでザックは「今日、日本語喋れないよ。時差ボケで。ごめん。懐かしいよ。懐かしいよ。8年前、僕の最後の試合。よかった。本当によかった。楽しかった。いつも小川さんの試合、楽しかった。小川さん、56歳なんだけど、本当に信じられないぐらいの素晴らしい動きをしているし、今日改めて隣に立ってみて、やっぱり凄いなと感じた。清宮選手は合宿所時代に面識がある。でも、その当時の清宮選手はまだまだ始めたばっかりで、入ったばかりの若い選手だったけれども、今日こうして対戦をしてみて、未来なんだということが本当によくわかった。でも、テクニックとしてはまだまだだなと思っている。今の自分がこういうスタイルなのは、ノアのおかげだとつくづく感じている。今日久しぶりにノアのリングに上がって試合をすることができたのは嬉しく感じている」と敗れはしたものの、小川とのタッグでノアマットに帰ってきた喜びを爆発させていた。

 清宮は「陵平。腕痛くて、足痛くて、リング上でいろんな経験したことないような技がありました。でも、陵平の声を聞いてたら、陵平の戦い聞いてたら、そんな声で俺は立ち上がれるから。陵平の頑張りを見てたら、こんなところで負けてられねえなって思いますよ」と大岩の存在が大きかった様子。「ただひとつだけ。小川選手、パクリだとか、モノマネだとか、ワンパターンだとか言ってましたけど。面白くなかったかもしれないですよ。小川選手からしたら俺の試合、面白くなかったかもしれないけど、勝ちましたよ。これで終わりでいいんですか?」と逆に小川を挑発すると「陵平、一歩ずつ、俺たちの人生作っていこう」と大岩とのタッグでトップを狙っていく考えを明らかにしている。

 ザックの里帰りに話題を持っていかれた感が強い試合だったが、清宮&大岩がノアマットの起爆剤にならなければ面白くない。

◆プロレスリング・ノア◆
『N-1 VICTORY 2023』
2023年9月3日
大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場
観衆 2121人
▼タッグマッチ(60分1本勝負)
○清宮海斗&大岩陵平(24分56秒 体固め●小川良成&ザック・セイバーJr.
※変型シャイニングウィザード

文⚫︎どら増田
【動画】清宮&大岩vs師弟タッグの熱いバトルをチェック!

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