ラグビー

「過去最高」初戦を迎える日本代表の”自信発言”に仏メディア熱視線! 史上初のベスト4にも注視「はるか先を見ている」【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.09

W杯初戦を控える日本代表に開催国である仏メディアが注目した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 現地9月9日に開幕したラグビーワールドカップ(W杯)。開幕戦は、開催国のフランス(世界ランキング3位)が、過去最多3度の優勝を誇るニュージーランド(同4位)を27対13で破り、初戦から大きな盛り上がりを見せている。

 前回開催国だった日本代表は、現地10日に行なわれる1次リーグ初戦でW杯初出場のチリと対峙する。先発メンバーにはキャプテンの姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)のほか、リーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、FW陣には稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、坂手淳史(同)、具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)など前回大会の主力メンバーを起用。先手必勝へ、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの意気込みが感じられる。

 そんな日本代表に地元メディアも興味を注いでいるようだ。フランスの国際ニュース専門チャンネル『France 24』は、前回ホスト国としてアイルランドやスコットランドという強豪を立て続けに撃破し、史上初の8強入りを達成した日本代表に熱視線。チリとの初戦を前に「日本代表はW杯で、はるか先を見ている」とし、チームは史上初のW杯ベスト4を目標にしていると報じている。
 
 同メディアは、チームの元主将で自身4度目のW杯となるリーチ・マイケルが現在の日本代表を「これまで見てきた中で、過去最高のチーム」と評していることや、ニュージーランド出身のクレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が「私もリーチに賛成だ。日本代表には大きな自信がみなぎっている」と語り、初戦に向けて自信を示しているという。

 2018年に、当時日本からスーパーラグビーに参戦していたサンウルブズで主将も務めたミラーは「自分たちがどれだけ頑張ったか、そしてそれが私たち日本代表にとってどんな意味があるかは、ここにいる我々だけが知っている。だから、最後まで行けるという大きな自信がある」と記者会見に集まった多くの海外メディアの前で述べている。

 4年前のW杯では、自国開催の利を生かし歴史を塗り替えた日本。今大会のプールDでは前回準優勝のイングランドを筆頭に、過去W杯で2度の4強入りを果たしているアルゼンチン、難敵サモアといった強豪ひしめくグループに入った。初戦のトゥールーズで、日本代表はどんな戦いを見せるのか。そして、再び世界に衝撃を与えるラグビーを見せるのか、大いに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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