現地9月10日にラグビーワールドカップ(W杯)初戦を迎える日本代表(世界ランキング14位)。W杯初出場のチリ(同22位)相手に開幕戦でスタートダッシュをつけれるか、注目が集まる。
前回大会はホスト国として、快進撃を見せた日本代表。1次リーグでアイルランドやスコットランドという強豪を立て続けに破り、史上初の8強入り。準々決勝では、のちに3度目の優勝を果たす南アフリカに力負け(3対26)したが、日本列島に空前のラグビー旋風を巻き起こした。
今大会は史上初のベスト4進出を目指す日本代表には、現地メディアの話題も小さくない。前回大会の主力であるリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、ナンバー8で主将を務める姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)らブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)に熱い視線を注いでいる。なかでも英国データサイト『Opta』によるデータを基に分析を行なうスポーツメディア『Opta Analyst』によると、「ラグビーW杯で注目すべき選手」に、日本代表のワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)を指名している。
同メディアによると、「2015年、そして2019年の母国開催のW杯で期待以上の結果を残した日本代表は、2大会連続の準々決勝進出を果たそうと意気込んでいる。彼らは周囲の懐疑的な意見を黙らせようとするだろう」と注視。「ブレイブ・ブロッサムズが再びW杯で不利な状況を打破するのに貢献できるのは、身長202センチの天才ロック、ワーナー・ディアンズだ」と強調。初のW杯となるニュージーランド出身の21歳を推している。
高卒でプロ入りを選択し、ルーキーながら東芝のロックに定着。1年目からリーグワンで30試合に出場した逸材について同メディアは、「空中でも地上戦でも脅威を放つディアンズは、過去2シーズンで日本のリーグワンで最多キャリー(211回)と、最多ラインアウトスティール(16回)を記録した。ルード・デヤハー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)や元イングランド代表のジョージ・クルイスのような2列目の名手がいるリーグにおいて、これは並大抵の偉業ではない」と、そのスキルに賛辞を送る。
昨秋、日本代表がニュージーランドに7点差まで迫った試合で初トライを決めた場面については、「ニュージーランド代表の資格も持つディアンズが、母国にその実力を知らしめた」と指摘。長身ながら、格上相手にトライを奪った素早いスピードに注目している。
14歳の頃から日本で暮らし、高校では千葉県の名門・流通経済大柏高で聖地・花園に2度(2019、20年)出場し、それぞれベスト8に貢献したディアンズ。2メートル超えのチーム最年少プレーヤーが、初のW杯でも躍動する姿を見せるのか。大いに楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】いよいよ開幕!ラグビーW杯2023フランス大会に挑む日本代表メンバー(FW編)
【PHOTO】いよいよ開幕!ラグビーW杯2023フランス大会に挑む日本代表メンバー(BK編)
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前回大会はホスト国として、快進撃を見せた日本代表。1次リーグでアイルランドやスコットランドという強豪を立て続けに破り、史上初の8強入り。準々決勝では、のちに3度目の優勝を果たす南アフリカに力負け(3対26)したが、日本列島に空前のラグビー旋風を巻き起こした。
今大会は史上初のベスト4進出を目指す日本代表には、現地メディアの話題も小さくない。前回大会の主力であるリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、ナンバー8で主将を務める姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)らブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)に熱い視線を注いでいる。なかでも英国データサイト『Opta』によるデータを基に分析を行なうスポーツメディア『Opta Analyst』によると、「ラグビーW杯で注目すべき選手」に、日本代表のワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)を指名している。
同メディアによると、「2015年、そして2019年の母国開催のW杯で期待以上の結果を残した日本代表は、2大会連続の準々決勝進出を果たそうと意気込んでいる。彼らは周囲の懐疑的な意見を黙らせようとするだろう」と注視。「ブレイブ・ブロッサムズが再びW杯で不利な状況を打破するのに貢献できるのは、身長202センチの天才ロック、ワーナー・ディアンズだ」と強調。初のW杯となるニュージーランド出身の21歳を推している。
高卒でプロ入りを選択し、ルーキーながら東芝のロックに定着。1年目からリーグワンで30試合に出場した逸材について同メディアは、「空中でも地上戦でも脅威を放つディアンズは、過去2シーズンで日本のリーグワンで最多キャリー(211回)と、最多ラインアウトスティール(16回)を記録した。ルード・デヤハー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)や元イングランド代表のジョージ・クルイスのような2列目の名手がいるリーグにおいて、これは並大抵の偉業ではない」と、そのスキルに賛辞を送る。
昨秋、日本代表がニュージーランドに7点差まで迫った試合で初トライを決めた場面については、「ニュージーランド代表の資格も持つディアンズが、母国にその実力を知らしめた」と指摘。長身ながら、格上相手にトライを奪った素早いスピードに注目している。
14歳の頃から日本で暮らし、高校では千葉県の名門・流通経済大柏高で聖地・花園に2度(2019、20年)出場し、それぞれベスト8に貢献したディアンズ。2メートル超えのチーム最年少プレーヤーが、初のW杯でも躍動する姿を見せるのか。大いに楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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