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ラグビー

「みんなすごく難しかったと思う」初戦快勝の陰で感じた重圧…日本代表を最前列で支えた稲垣啓太が胸中を吐露【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.11

FW陣の最前列でチームを支えた稲垣。(C) Getty Images

FW陣の最前列でチームを支えた稲垣。(C) Getty Images

 ラグビー日本代表は9月10日、フランスで開催されているワールドカップ(W杯)の初戦・チリ戦に臨み、42-12で勝利を収め、白星発進となった。4トライ以上の勝利でボーナスポイント1点を加え、勝点5を手にしている。

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 試合後、フォワード陣最前列でチームを支えたPR稲垣啓太が、試合を中継したNHKの番組に出演。まず、スクラムについて、「(相手に)プレッシャーを掛けられるという感触もあったが、ただそこでプレッシャーを掛けようとしてFKを与えてしまったこともあった。この先そういうFKを与えることが致命的なミスになることもあると思うので、しっかり修正していきたい」と語り、スクラムでのミスの修正を次戦以降のポイントに挙げた。

 この試合は稲垣にとって、節目となる50キャップ目。開幕戦での到達に「巡り合わせを感じるが、今まで支えてくれた全ての人に改めて感謝を伝えたい」と周囲への感謝の想いを述べた。

 また、緊張感の高まる初戦については、「初戦はみんなすごく難しかったと思う。緊張していないと言ったら嘘になる」と大きな重圧を感じていたようだ。それでも、「プレッシャーを受け入れ、自分たちのやるべきことを信じて80分間続ければ、必ず結果は付いてくると思っていた」と強い信念を持って初戦のピッチに立ったことを明かした。

 日本は序盤に先制トライを許すものの、LOアマト・ファカタバがすぐさま同点トライ。7-7とすると、シンビンにより一人少なくなったチリを押し込み、WTBジョネ・ナイカブラのトライで逆転。さらにファカタバの二つ目のトライで21-7とリードして前半を折り返した。

 後半も序盤に押し込まれた日本は1トライを許すものの、ここから底力を発揮。CTB中村亮土のトライで引き離すと、FLリーチ マイケル、途中出場のワーナー・ディアンズのトライでさらに突き放した。

 日本は9月17日(日本時間18日)の第2戦で、強豪のイングランドと対戦。最前線でチームを支える稲垣の奮闘に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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