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ラグビー

「斬新な何かを加えたかったんだ」NZ代表の重鎮スミスが最新ハカに登場した“新アイテム”を解説!「小さいけど意義深い変化」と英紙【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.12

スミスが手にするマオリ伝統の鍬。ハカのド迫力を増大させるアイテムだ。(C)Getty Images

スミスが手にするマオリ伝統の鍬。ハカのド迫力を増大させるアイテムだ。(C)Getty Images

 最新のハカに登場したあのアイテムは“鍬(くわ)”だったようだ。

 フランスで開催されているラグビーワールドカップ2023。現地9月8日、開幕戦で激突したのが地元フランス代表とオールブラックスことニュ-ジーランド代表の優勝候補同士だ。試合は終始ハイレベルな攻防戦が繰り広げられ、フランスが27対13で勝利した。
【動画】フランスとのW杯開幕戦でオールブラックスが披露した“最新ハカ”をチェック!

 そのキックオフ前にオールブラックスが披露したハカは「カパオパンゴ」。2005年に新たにレパートリーに追加されたのだが、今回そこに変わった小道具がお目見えした。リーダーを務めたアーロン・スミスが握りしめていたのは、木でできた縦長の平たい彫刻物。英紙『Daily Mail』はその謎を明かすスミスの言葉を紹介している。

 34歳の名スクラムハーフは「僕が持ち込んだのは鍬。まさにワカ(マオリ族のカヌー)のパドルのようだね。僕たちにとってはすごく特別なものなんだ」と説明。そのうえで「ワールドカップもまた特別な大会で、毎回異なる。この瞬間のために、何か斬新なものを加えたかったんだ。いまがその時だと思ってね。あの鍬を持って故郷の人びとを代表するのは格別だった」と話し、感慨を込めた。
 
『Daily Mail』紙は「あの鍬のような彫刻物は、部族の長たちだけが保有できる栄誉あるもの。パドルとしても武器としても使われ、バリエーションは地域によって違い、その土地の文化やデザインの好みが反映されているという」と解説し、「マオリ族の民族舞踊であるハカをニュージーランド代表が披露するようになって120年以上が経つ。今回の変化は小さいが、きわめて意義深いものとなった」と評している。

 オールブラックスの次戦は、現地15日のナミビア戦だ。はたして披露されるハカは「カパオパンゴ」か「カマテ」か。そして新アイテムは再登場するのか。次回もまた、最高にクールなハカに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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