９月16日に開幕した『ワールドカップバレー2023』女子大会。日本代表はペルーを相手に難なくストレート勝ちを収め、パリ五輪の切符奪取に向けて一歩前進した。

【画像】パリ五輪への切符を目指す“火の鳥NIPPON”！ワールドカップバレー2023の公式練習をお届け

　眞鍋政義監督は、「今日はパリ五輪予選の初戦ということで、かなり選手も緊張していましたが、14名の選手全員をコートに入れられたのは、明日からの６戦に非常に大きい」と試合後の会見で手応えを口にした。

　この日は多くのバレーボールファンが国立代々木競技場・第一体育館に駆け付けた。独特な雰囲気が漂うなか、指揮官は「『これだけ練習したんだから、この発表会をまずは楽しめ』という言葉をかけて送り出しました」と振り返っている。
  　キャプテン古賀紗理那（NECレッドロケッツ）の対角に、東京五輪を経験する石川真佑（イル・ビゾンテ・フィレンツェ／イタリア）ではなく、井上愛里沙（日本バレーボール協会）を起用した理由を記者に問われると、眞鍋監督は「井上はネーションズリーグから非常に安定しています。サーブも良かった。石川は野球で言う“リリーフエース”みたいな感じ。ジャンピングサーブもありますから」と明かした。

　３本のサービスエース、さらには相手の陣営を崩す効果的なサーブが目立った眞鍋ジャパン。「今日はたまたま。サーブは水ものなので。初戦でどうかなとは思っていましたが、思ったより集中して練習通りに行ったかなと思います」と選手たちの頑張りを評価した。

取材・文●永野祐吏（THE DIGEST編集部）

【画像】W杯バレー女子が開幕！日本は初戦でペルーにストレートの快勝！パリ五輪切符へ好発進を切る

【画像】 火の鳥NIPPONを率いる頼もしきキャプテン古賀紗理那を特集！

【画像】パリ五輪への切符を目指す“火の鳥NIPPON”！Ｗ杯バレーの公式練習をお届け