バレーボール

眞鍋ジャパンの次なる課題は? 監督はプエルトリコを警戒「ビデオを見て研究していきたい!」【女子バレー】

永野祐吏(THE DIGEST編集部)

2023.09.18

17日アルゼンチンにストレート勝利を収めた火の鳥NIPPON。写真:梅月智史(THE DIGESt写真部)

 9月17日に国立代々木競技場 第一体育館で開催された『ワールドカップバレー2023』女子大会で、日本代表はアルゼンチンにセットカウント3-0で勝利し、開幕2連勝を飾った。

 眞鍋政義監督は、「1セット目の出だしが非常に重要だと思っていました。そういった意味で立ち上がりは良かった。3セット目は、コンビが少し合わないところから苦戦しましたが、ストレートで勝ってホッとしてます」と試合後に胸をなで下した。

 キャプテン古賀紗理那が相手のブロックに徹底マークされるなど、日本"らしくない"試合だったが、指揮官はコンビが合わなかったことを指摘する。「2セット目の途中ぐらいから関のトスが急に速くなった。やはり緊張しているんでしょうね。そこは古賀の責任ではない」と口にするも、両者ともに変えず起用。「あと5戦あるので、どこかで修正しないといけない。それでずっと使いました」とその理由を明かした。
 
 これまでサーブを徹底強化してきた眞鍋ジャパン。同監督は、「去年とサーブに対する意識が全く違う。スピードも全く違う」とその成果を評価しながらも、さらなる課題を明示した。

「かなり崩しているイメージはありますが、もう少しミスを減らせたら、より一層効果的に点数が入るのかな」

 そして、19日に行なわれるプエルトリコ戦に向けては「大きなひとつの山かなと思っています」と警戒を示した。実はプエルトリコは、17日に格上ベルギーを下していたのだ。眞鍋監督は「勢いがつくと、我々のブロックじゃ手をつけられない。オポジットに入る選手がかなり点数を獲るみたいなので、要注意ですね。ビデオを見て研究していきたい」と気を引き締めた。

取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)

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