ラグビー

「まぐれトライで日本を振り切った」イングランド代表は勝利も自国メディアから辛辣な評価「英ファンからブーイングを浴びた」【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.18

一時は1点差に迫った日本だが、最後はイングランドが地力の差をみせつけた。(C) Getty Images

 ラグビーワールドカップ(W杯)2023フランス大会は現地時間9月17日(日本時間18日)、プールDのイングランド代表対日本代表がスタッド・ド・ニースで行なわれ、日本代表は12-34で敗れた。これで日本は1勝1敗となった。

【画像】ラグビーW杯の主役候補を大特集!! 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選
 日本は前半、松田力也の3本のペナルティゴールで食い下がり、9-13と4点ビハインドで折り返す。後半もやはり松田のペナルティゴールで1点差に迫る健闘を見せたが、最後は地力の差を見せつけられ、3つのトライを許して万事休した。

 日本を後半の攻勢で振り切ったイングランドだが、国内メディアからは辛口な評価が出ている。英紙『Daily Express』は「昨夜、イングランドはニースでコートニー・ローズのまぐれトライという幸運を生かして日本を振り切った」と綴り、後半16分のトライが両者の明暗を分けたとした。ただ、このトライは味方のパスが偶発的にイングランドPRジョー・マーラーの頭に当たったこぼれ球から生まれたもので、「ニースの夜を活性化させたトライがジョー・マーラーのヘディングシュートから生まれたという事実が、イングランドチームを悩ませている創造性の問題についてすべてを物語っている」と皮肉を込めて報じられた。

 また、「日本に勝利したイングランドは、自国のファンからブーイングを浴びた」と題した記事では、途中キックの応酬となりブーイングが巻き起こったシーンも取り上げられている。同メディアは「イングランドはたどたどしいパフォーマンスの末に34対12で勝利を収め、決勝トーナメント進出に一歩を踏み出した。最高ランクの相手2チームを破ったことでグループ首位通過に大きく前進した」と試合を振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】マーラーがまさかの"ヘディング"アシスト!? コートニーのトライで日本を突き放す

【記事】「積極果敢で活力に満ちていた」強豪イングランド戦で健闘した日本代表に英メディアからも称賛の声!「ただ彼らは大事な局面で…」【ラグビーW杯】

【画像】イングランド戦が開催されたニースに集結した「日本代表サポーターたち」を特集!
NEXT
PAGE
【動画】マーラーの“ヘディング”アシストから、コートニーのトライで日本を突き放す