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角田裕毅、2週連続リタイアでチームに謝る一方で「チェコが横から突っ込んできた」と指摘も…専門メディアは「何かを実現できたかもしれない週末」【シンガポールGP】

THE DIGEST編集部

2023.09.19

シンガポールGPは1周目でリタイアとなってしまった角田。(C) Getty Images

シンガポールGPは1周目でリタイアとなってしまった角田。(C) Getty Images

 F1第15戦のシンガポール・グランプリは9月17日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅はオープニングラップでの接触で2戦連続のリタイアを喫した。

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 予選ではQ1でトップタイムを計測しながらも、Q2では他ドライバーからの妨害と自身のミスによって2つのタイムアタックをいずれも走り切ることができずに15番手止まり。ここからの巻き返しを誓って臨んだ決勝では、スタートでポジションを2つ上げたが、インを突いてきたセルジオ・ペレス(レッドブル)と接触したことでラジエーターを破損し、レース続行を断念せざるを得なくなった。

 フォーメーションラップでコース脇に車を停めたイタリアGP同様、ポイント獲得のチャンスを十分に秘めながらもまともにレースができないままに終わるという失意を再び味わった角田は、チームの公式サイトを通して、「直近の2つのレースで、クリーンな週末を過ごせていないことに、とてもフラストレーションを感じています。特にシンガポールでは、大幅なアップデートを施しただけに、余計にそう感じます」と心情を明かし、以下のように続けている。

「良いスタートを切ることができましたが、最初の周回で他車と接触し、サイドポッドとラジエーター、冷却システムが損傷してしまい、リタイアせざるを得ませんでした。とても苛立たしいことであり、チェッカーフラッグを受けられなかったことは残念であり、チームに対しても大変申し訳なく思っています。パフォーマンスを発揮する機会は得られませんでしたが、ポイントを獲得できるだけの速さは確実にあったので、リセットし、鈴鹿で力強いカムバックを果たせればと思います」

 ペレスとの接触については、角田は『Fox Sports』に対して、「我々はポジションを争っていましたが、チェコは僕の車に横から突っ込んできて、ラジエーターを壊しました。イタリアでもシンガポールでも、上手くいかなかったことが残念です。チームは素晴らしい仕事をしており、次のレースで立ち直る必要があります」と語った。

 チームはSNSで、リアム・ローソンの9位入賞を喜ぶ一方で、角田については「不運にもコース上で車を停めることを強いられた」と投稿し、またリタイア後に彼がチームスタッフに謝意と感謝を表わしたことを伝えている。テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは、「ユウキは接触による損傷でリタイアしなければならなかったが、それは彼のせいではなかった。金曜のロングランでは非常に強力なペースを見せており、残念だった」と、“もらい事故”であることを強調している。
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