バレーボール

「とても苦しい展開が予想される」古賀紗理那、“単独首位”で迎えるラスト4戦は激闘を覚悟!「世界と戦えるように...」【女子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.09.20

攻守において躍動したキャプテンの古賀。残り試合に向けて意気込みを明かした。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月19日、来夏のパリ五輪出場をかけた『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』の第3戦が行なわれ、B組の女子日本代表はプエルトリコと対戦。セットカウント3-0(25-23、25-21、25-13)で、3戦連続のストレート勝ちを飾った。

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 第1、第2セットとシーソーゲームが続いたが、第3セットは完全に日本ペース。アウトサイドヒッターの古賀紗理那は、「スタートのところで苦しい展開だったが、そのあとしっかり修正できた」とコメント。「特にオフェンスのところで苦しんだが、しっかりスパイカーが打ち切って決めることができて良かった」と振り返った。

 開幕からペルー、アルゼンチンを相手に確かな強さを見せつけた火の鳥NIPPON。中1日空いて、試合に臨んだわけだが、キャプテンの古賀は「最初の2戦の反省はそこまでせずに、次こういうチームと当たるからから、こういうオフェンスをしていこうという話をした」とその舞台裏を明かした。
 
 この日、12得点を挙げた古賀は攻守において躍動。レシーブを拾う場面も見られたほか、「サーブで崩して、(相手に)コンビとしてのオフェンスをさせる状況を少なくしたというのも良かった」と、チームとしてのプランもうまく機能した。

 そして、日本は強豪のトルコ、ブラジルを抑え、ついにB組単独首位に立った。エースは今後に向けて、「これから最後の4試合、とても苦しい展開が予想されるので、チームとして組織として世界と戦えるように準備していきたい」と力を込めた。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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