東京五輪銀メダルの“カナリア軍団”がパリ五輪出場権を争うレースから一歩後退した。

　国立代々木競技場 第一体育館で『FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023』の女子大会が開催中だ。９月22日、世界ランキング１位のトルコと激突したブラジルは、セットカウント０-３（21-25、27-29、19-25）で今大会初黒星を喫した。

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　日本戦でないものの注目の一戦だけに代々木が沸いた。高さ、スピード、パワーを兼ね備えたトルコの大エース、メリッサ・バルガスが強烈なスパイクを決めれば、ブラジルの絶対的エース“カビ”ことガブリエラ・ギマラエス（ブラジル）も対抗。だがバルガスに加え、身長196センチのエブラル・カラクルト、ミドルブロッカーのエダ・エルデム・デュンダルらを止められず。結局ブラジルは１セットも奪えず、トルコのパワーに屈した。
  　ストレートで５勝目を手にしたトルコには勝ち点「３」が入り、トータル「15」。一方、４勝１敗としたブラジルの勝ち点は「11」のままだ。日本代表は22日19時25分からベルギー戦が控えており、セットカウント3-0ないしは3-1で勝てば、トルコと同じ勝ち点「15」を手にする。

　だが２枚の切符の行方は、まだまだ分からない。火の鳥NIPPONは、23日に全勝のトルコ、そして24日にはブラジルが待ち受けている。

構成●THE DIGEST編集部

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