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日本GP12位フィニッシュの角田裕毅、戦略などにフラストレーション... 専門メディアは「ローソンより速くても完璧なレースとは程遠かった」

THE DIGEST編集部

2023.09.25

日本GPは12位に終わった角田。次戦以降の巻き返しに期待したいところだ。(C) Getty Images

 F1第16戦の日本グランプリは9月24日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は12位に終わった。

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 母国のファンの前で、予選では好パフォーマンスを発揮して目標だったQ3進出を果たして9番グリッドを手に入れた角田は、ポイント獲得を目指してレースに臨んだが、スタートの混乱で順位を落とす。1回目のピットインではリアム・ローソンに対してアンダーカットに成功するも、ミディアムタイヤでの走行を長引かせた結果、次のピットイン後には逆にポジションダウンし、前を行くチームメイト(11位)を抜けないまま、チェッカーフラッグを受けている。

 ホームグランプリでの入賞は叶わなかった彼は、「今日は車にペースがあったのでフラストレーションが溜まりましたが、それを最大限に活かす機会はありませんでした。このコースでは、タイヤが簡単にオーバーヒートしてしまうため、前を追うのが難しいです」と振り返り、さらに以下のようにコメントを続けた。

「また、ハードタイヤに交換するタイミングも遅すぎたと思います。そのため、他車に遅れをとり、追いつく必要がありました。今日は10位以内に入るチャンスはなかったと思います。日本のファンの前で、良いパフォーマンスも、良い結果も出せなかったのは残念ですが、皆さんから多くのエネルギーをもらいました。全ての人々に感謝します。結果は受け入れるしかありません」

 一方、F1公式サイト『F1.com』のインタビューでは、ポイント圏内に入る可能性はあったものの、チームメイトの背後に留まり続けたのだとして、「少なくとも、トライすることはできたはずです。ペースは高かったし。まあ、チームが決定したことなので、僕には何もできませんでした」と明かしたという(オランダのF1専門サイト『GRAND PRIX RADIO』より)。

 ちなみに、オープニングラップでは角田と激しいバトルを展開し、その後も順位を争い続けたローソンは、「ユウキとの戦いはアグレッシブなものでしたが、フェアなレースだったと思う。残念ながら、それでも(ポイント獲得には)十分ではなかったし、我々にはトップ10に入るペースはなかっただろう」と語っている。

 チーフエンジニアのジョナサン・エッドルスは、レースについて「両ドライバーをソフトタイヤでスタートさせ、スタート時の混乱の後で、それぞれ9、10位に浮上した。我々の主な問題は第2スティントでのミディアムのペースだったが、ここで高いデグラデーションのため、ダメージが発生した。最後のハードでのペースは競争力があったが、この段階ではすでに2台のアルピーヌに先行され、我々は両ドライバーともにポイント圏外で終わった」と総括した。
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