専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

ラケット破壊、握手拒否、張り手失格と韓国選手の問題行動が物議!母国メディアは「過去には抗議で1時間座り込んだケースも」【アジア大会】

THE DIGEST編集部

2023.09.30

2012年ロンドン五輪の女子エペ準決勝ではシン・アラムが涙の座り込み。なんと抗議行動は1時間にも及んだ。(C)Getty Images

2012年ロンドン五輪の女子エペ準決勝ではシン・アラムが涙の座り込み。なんと抗議行動は1時間にも及んだ。(C)Getty Images

 中国・杭州で開催されている第19回アジア競技大会。五輪や種目別の世界大会とはまた異なる熱狂と興奮があり、連日のごとくなにかとトピックを提供してくれている。

 そんななか、大会序盤で話題をさらったのが韓国代表選手による非スポーツマンシップ行動だ。

 まずは現地9月24日、女子柔道の48キロ級準決勝だ。アビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)と対戦したイ・ヘギョン(韓国)はゴールデンスコア(延長戦)で3度目の指導を受けて一本負けを告げられた。
【画像&動画】張り手を食らったアブジャキノワの頬からは出血が…韓国テニス選手がラケット破壊→握手拒否の非礼行動

 3度の指導のうち2回は、アブジャノキノワに対する明らかな張り手。それでも納得がいかないイ・ヘギョンは試合後、畳の上に座り込んで抗議の姿勢を現わした。「故意ではなかった」と強く主張し、コーチ陣も審判団に異議を唱えつづけたのだ。結局イ・ヘギョンは涙を浮かべて会場を後にし、失格処分のため3位決定戦にも出場できず。一方のアブジャキノワの頬には痛々しくも血が滲んでいた。

 その翌日の25日、男子テニス会場でも見苦しい光景が広がった。

 2回戦で世界ランキング112位のクォン・スンウ(韓国)と同636位のカシディット・サムレジ(タイ)が対戦し、前者が1-2で敗北。試合が終わるとクォンは怒りを爆発させ、ラケットを何度も地面に叩きつけ、さらに自身のベンチにも2回打ちつけて完全に破壊した。そして健闘を称えるべく近寄ってきたサムレジを無視し、なんと握手を拒否。審判への挨拶もせず、スタンドの大ブーイングを浴びながら足早にコートを去った。

 これには母国・韓国のファンやメディアもオカンムリで、翌日、クォン・スンウがサムレジの元へ足を運んで直接詫びを入れ、直筆の謝罪文まで公開する事態へと発展。それでもバッシングはやまず、韓国体育協会は「クォン・スンウの非紳士的な振る舞いはきわめて遺憾であり、大会終了後、総合的に検証したうえであらためて適切な措置を取ると約束する」と明言するに至った。
 
 一連のハプニングを受けて、全国紙『スポーツソウル日本語版』は「もはや韓国のお家芸なのか…杭州アジア大会で敢行された敗北後の“座り込み”、過去には1時間もの抗議も」と題した特集記事を組んだ。あらためて両選手の振る舞いを糾弾したうえで、「韓国人選手が国際大会で“座り込み”抗議をしたのは今回が初めてではない」と記し、ひとつのエピソードを紐解いた。

 いまから11年前の2012年ロンドン五輪、女子フェンシング(エペ)準決勝で、韓国代表のシン・アラムと2008年北京五輪の金メダリストであるブリッタ・ハイデマン(ドイツ)が戦った。その一戦で敗れたシン・アラムは、その場におよそ1時間に渡って座り込んだという。延長戦の残り1秒で決勝点を奪われる劇的な幕切れだったが、最後のハイデマンの攻撃回数を問題視。結局は時間計測を間違う誤審だったが判定は覆らず、ショックを引きずったシン・アラムは3位決定戦でも敗れてメダルを逃した。韓国では「ロンドンの1秒」として語り継がれているようだ。

 とはいえ、『スポーツソウル』は肯定的に捉えていない。「結果的に誤審だったことが判明したが、自身に不都合な判定に“座り込み”で抗議するというのは決して褒められたものではない」と断じ、「このように、韓国人選手は結果もさることながら、スポーツマンシップに反する行動で注目を集めることが珍しくない。いくら実力があったとしても、人間性という点で成熟していなければ一流のアスリートとは言えないだろう」と諭している。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「卑劣だ」「何の競技なんだ!」女子柔道で韓国選手が“張り手”食らわせ一本負け、その後は畳に居座り… ネット上で批判殺到【アジア大会】

【画像】アイドル級の可愛いさ! 韓国チア界が誇る美女、アン・ジヒョンの“悩殺ショット”集を一挙チェック!

参照元●スポーツソウル日本語版
もはや韓国のお家芸なのか…杭州アジア大会で敢行された敗北後の“座り込み”、過去には1時間もの抗議も

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号