現地10月1日、第19回杭州アジア競技大会の卓球女子シングルス決勝が行なわれ、世界ランキング9位の早田ひな(日本生命)は、同1位の孫穎莎(中国)にゲームカウント1-4(5-11/9-11/12-10/8-11/7-11)で敗れ、銀メダルに終わった。
【PHOTO】日本女子卓球の新エース! 可憐にして豪快な早田ひなの厳選ショットをお届け!
1994年広島大会の小山ちれ以来、実に29年ぶりとなる決勝進出を果たした早田。これまでの対戦成績は、10戦全敗の孫穎莎を相手に必死に食らいついていった。惜しくも初勝利はお預けとなったが、同日行なわれた準決勝では、同4位の王芸迪(中国)を4-3(11-4/3-11/11-8/7-11/10-12/15-13/12-10)で撃破。日本のエースの確かな成長が感じられた。
そんな彼女が見せた快進撃には、中国メディア『捜狐』も驚きを隠せない様子を見せており、「女子卓球界に新たな強敵あらわる!」と題した早田の特集記事を掲載。中国の主軸は陳夢、孫穎莎、王曼昱、王芸迪、陳幸同であると伝えたうえで、23歳をこう評した。
「我々の新たな強敵は、日本の早田ひなだ。アジア大会卓球女子シングルス準決勝での早田ひなvs王芸迪の一戦は、必ず研究されることになるだろう。試合の流れから判断すると、早田は王芸迪よりも優れたプレーを披露していた。彼女は間違いなく世界トップクラスの選手だ」
そして最後に同メディアは、「早田はシングルス決勝では孫穎莎に1-4で敗れたが、今後彼女が中国女子卓球チームの最強のライバルになると信じている」と締めくくった。
構成●THE DIGEST編集部
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