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バレーボール

なぜ龍神NIPPONは苦しんでいるのか? 西田有志が“チームの問題点”を指摘!「シンプルに考えてやっていけたら」【男子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.10.04

西田が2日のミーティングで話したこととは?写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

西田が2日のミーティングで話したこととは?写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 パリ五輪出場をかけた『ワールドカップバレー2023』の男子大会が国立代々木競技場 第一体育館で開催されている。日本代表は10月3日、ストレートでチュニジアを下し、2勝目を飾った。

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 ネーションズリーグで銅メダル、アジア選手権で金メダルと波に乗っていた龍神NIPPON。今大会で五輪切符を獲得すると誰しもが思っていただろう。だが蓋を開けてみれば、初戦のフィンランド戦で3‐2と辛勝。2戦目のエジプトには痛恨の黒星を喫し、早くも崖っぷちに立たされたのだ。

 そんなチームの問題点に目を向けたのは西田有志だった。「変に気負いすぎず、シンプルなバレーをやることが自分たちの強み。『勝たなきゃいけない』という想いを持つのは当たり前だけど、ここ1、2試合は持ち過ぎていた」と自分たちでプレッシャーをかけていたことを明かしたうえで、2日のミーティングでは自身の考えをチーム内に共有したという。
 
「負けている時やセットを取られたときってマイナスの部分に目がいきがち。どうしても人間ですし、悪いところを直していこうとするんですけど、逆に良いところがなくなってしまう。

 試合中に悪いところを直せって言われても時間がない。良いところをどうしていくかがオリンピック予選では必要。この大会は、凄くスパンが短く時間がない」

 ミスを修正しようと考えすぎるが故に“負のスパイラル”に陥っていたのかもしれない。だが、そんな彼は3戦目のチュニジア戦で手ごたえを掴んだようだ。「皆やっと吹っ切れたのではないかなと思います」と口にした23歳は、「考えすぎてもプレーってなかなかうまくいかない。この戦いは勝つことが一番だと思うので、シンプルに考えてやっていけたら」と前を見据えた。

取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)

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