取り返しのつかないミスで金メダルを逃した。
中国・杭州で開催中の第19回アジア大会。現地10月2日、男子ローラースケートの3000mリレー決勝が行なわれ、台湾が逆転で優勝を飾った。なかなかお目にかかれないドラマが起きたのは、まさにゴール目前だ。
【画像】0.01秒差を物語る決定的瞬間! 万歳する韓国選手の横で、台湾選手が懸命に足を伸ばしてゴールイン!
韓国のアンカーを務めたチョン・チョルウォンが先頭でフィニッシュへ。勝利を確信したのか、両手を突き上げる"万歳ポーズ"を繰り出してゴールインした。歓喜を爆発させる韓国チームだったが、電光掲示板に示された順位は2位。チョン・チョルウォンが油断している間に猛然とゴールに飛び込んだ台湾の黄玉霖が必死に左足を伸ばし、逆転していたのだ。その差、わずか0.01秒。韓国は悔やんでも悔やみきれない金メダル逸となった。
あまりにも集中力散漫な状況に、韓国のメディアやファンから非難が殺到。全国紙『スポーツ朝鮮』は「衝撃の大失態だ! 終わるまで終わりじゃない、という格言を忘れてしまった報いである」と断じ、「ローラースケートは次回(2026年)の愛知・名古屋アジア大会から正式種目より外れる。金メダルを獲って兵役特例の恩恵を受ける機会がなくなるのだ。つまり彼らは0.01秒差でそのチャンスをフイにした」と伝えている。
韓国チームはチョン・チョルウォン、チェ・グァンホ、チェ・インホの3人構成だ。このうちチェ・グァンホは持病の潰瘍性大腸炎のため兵役をすでに免除されていた。だが、チョン・チョルウォンの緩慢な振る舞いによって、チェ・インホの兵役特例までもが消え去ったことになる。チョン・チョルウォンは「大きすぎるミスを犯してしまいました。同僚に申し訳ないし、応援してくれた多くの方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいです」と猛省するばかりだった。
『スポーツ朝鮮』紙は「まだアジア大会は続く。韓国チームにはメダルを狙える競技がたくさん残っている。表彰台に上がってからシャンパンを飲んでも遅くはないという教訓を、私たちは学ばなければならない」と記し、台湾の黄玉霖が発した「韓国が祝っているのは見えていましたが、私はなにも考えずに懸命にゴールを目ざした。そして奇跡が起きたのです」とのコメントを紹介している。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】ラケット破壊、握手拒否、張り手失格と韓国選手の問題行動が物議!母国メディアは「過去には抗議で1時間座り込んだケースも」【アジア大会】
【画像】アイドル級の可愛いさ! 韓国チア界が誇る美女、アン・ジヒョンの"悩殺ショット"集を一挙チェック!
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『スポーツ朝鮮』紙は「まだアジア大会は続く。韓国チームにはメダルを狙える競技がたくさん残っている。表彰台に上がってからシャンパンを飲んでも遅くはないという教訓を、私たちは学ばなければならない」と記し、台湾の黄玉霖が発した「韓国が祝っているのは見えていましたが、私はなにも考えずに懸命にゴールを目ざした。そして奇跡が起きたのです」とのコメントを紹介している。
構成●THE DIGEST編集部
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