ラグビーワールドカップフランス大会の予選ラウンド最終戦が現地時間10月８日、ナントのスタッド・ド・ラ・ボージョワールで行なわれ、日本代表はアルゼンチン代表に27-39で敗れた。

【画像】女性ファン必見！ラグビーW杯を盛り上げるイケメン&マッチョ選手を厳選！ 　日本は立ち上がり２分に先制トライを許すものの、スクラムで優位に立ちパワフルな相手の攻撃にも粘り強く対応していく。前半はアマト・ファカタヴァ、齋藤直人のトライと松田力也の２本のコンバージョンキックで14-15と１点ビハインドで折り返す。

　後半もアルゼンチンが日本のディフェンスの隙を突いてトライを重ね、先行する展開。しかし日本もペナルティゴールやドロップゴール、交代出場のジョネ・ナイカブラのトライなどで終盤まで２点差で食い下がるが、残り15分から再び相手WTBのマテオ・カレーラスにトライを許すなど、27-39でノーサイド。日本のフランス大会での挑戦が幕を閉じた。

　だが敗れたはしものの、日本代表の大健闘に対戦国アルゼンチンの各メディアも脅威を感じていたようだ。日刊紙『La NACION』の電子版は熱戦の模様を速報。先制トライに「最高の形で試合をスタートさせた」と伝えた同メディアも、その後のファカタヴァのトライに至る時間帯には「信じられないような反撃のアクション」「ロス・プーマスにとって最悪の瞬間だった」と言及。前半を「熱狂的なスタートを切ったものの、日本の前にパフォーマンスが低下し、差をつけてハーフタイムには入れなかった」と総括した。

　後半も一進一退の展開に同メディアも一喜一憂。開始早々のマテオ・カレーラスのトライに歓喜する一方、レメキのドロップゴールには「一気に日本が試合の主役に踊り出そうとしている。ロス・プーマスが窮地に」と伝えた。さらに65分のジョネ・ナイカブラの追撃トライには「諦めない日本。ペナルティの後にキックを狙わず、日本は鋭く危険な攻撃で反撃した。コンバージョンキックも難しかったが、松田が上手く決めた」と実況。最終的には敗れた日本だが、「スコアではアルゼンチンが常に優位だったが、試合内容は決して優勢ではなかった。最後の数分まで苦しめられた」と苦闘ぶりを伝えている。

　惜しくも２大会連続の決勝トーナメント進出はならなかったが、日本の戦いぶりは強豪国にも少なからぬインパクトを与えたようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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