10月14日に「箱根駅伝予選会」が立川市で開催される。第100回を記念した今大会は、参加資格を関東から全国に拡大。近畿や東海地区など11チームを含む史上最多57大学がエントリーした。
同大会は各校10名以上12名以下がハーフマラソン(21.0975km)に出走。上位10人の合計タイムで順位を争い、そのタイムが速かった13校が来年1月に開催される箱根駅伝の本戦出場権を獲得する。
今回も熾烈な戦いが予想される。最も強力なのは、10000m学生記録となる27分6秒88を誇る"史上最強留学生"リチャード・エティーリ(1年)を擁する東京国際大だ。"古豪"明治大は3年連続立川からの出発で、前々回1位、前回2位通過と、予選会の走り方を熟知しているだけに突破は有力視されている。
4年生エース石原翔太郎と3年生主将の越陽汰が登録から外れた東海大。丸山真孝(4年)、梶谷優斗(3年)、花岡寿哉(2年)、竹割真(2年)といった駅伝経験者や、去年の予選会で好走した鈴木天智(2年)らを中心に堅実な走りを見せてくるだろう。
前回55年ぶりに復活した立教大は、2年連続29回目の出場を目指していたが、決戦3日前に激震が走った。チームを指導していた上野裕一郎氏が不適切な行動をとったとして解任されたのだ。そんな逆境をはねのけ、真のチーム力を見せてくれるか。
10年ぶりの箱根路復活を目指す東農大は、全日本大学駅伝関東選考会10000mでU20(20歳未満)日本歴代2位の28分3秒51をマークしたスーパールーキー前田和摩に期待がかかる。
14日午前9時35分に号砲だ。各大学のプライドをかけ、13枚の切符獲得を目指す。
構成●THE DIGEST編集部
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