10月15日に開催されるパリ五輪のマラソン日本代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）が開催される。同大会に出場予定の川内優輝（AD損保）は「良い走りが出来る可能性は、少なくともペースメーカーのレースよりは大きい。当日雨予報なので、経験を活かした走りが出来ればと思っています」と13日に開かれた会見で語った。

　フルマラソン129回完走する猛者は、言うまでもなく雨のレースも風のレースも経験しており、「天気予報見た瞬間に『お！いいじゃん！』って思いました。俄然モチベーションが上がりました」と自身にとってプラスに働くという。
  　２枚の五輪切符を懸け、61選手が東京を駆け抜ける今大会。36歳のベテランとなった川内は、「私に負けているようじゃ日本のマラソンは暗黒期に入ると思います」と自虐ネタを披露しながらも、「自分もしっかり全力で頑張りますけど、どうなるか分からないですね。100％全力を尽くしたい」と誓った。

取材・文●永野祐吏（THE DIGEST編集部）

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