ラグビーワールドカップは現地10月15日、準々決勝が行なわれた。マルセイユのスタッド・ド・マルセイユでは、イングランド対フィジーの一戦が行なわれ前者が30-24で勝利を収めたが、観客席では試合前にイングランドファンの間で乱闘騒ぎが勃発し、一時騒然となった様子の動画がX投稿で話題となった。

【PHOTO】ワールドクラスの美女やユーモア溢れる衣装でスタジアムを華やかに彩る！ラグビーW杯に集結した各国サポーター厳選ショット！ 　英国の人気ポッドキャスト『The Good,The Bad,The Rugby』の公式X（旧ツイッター）は、「数人のイングランドファンが喧嘩のために退場させられ、スタッド・ヴェロドロームで不快な光景が見られた」と綴り、この事件の動画を投稿。映像には、２つのグループのファンが殴り合いをする光景が収められ、一方のファンが別のファンを担ぎ上げて他のグループの頭上に投げつけ、さらに乱闘が激化する場面もあった。専門メディア『PLANET RUGBY』によれば、「乱闘の原因は不明だが、この騒動の後、関係者はスタジアムから排除された」という。

　この動画を目にしたユーザーからは、「国家の恥だ！」「ラグビー場でこんなことが起きるなんて」「恥ずかしい。これまでラグビーで見たことがない」「人が紙飛行機のように飛んだ！」「少年の前で戦う大人たち。いかに自分たちがバカバカしいか、これを見て自覚してほしいが無理だろう」などと非難の声が浴びせられた。また、「こんなことをするのはサッカーファンだけかと思った。あれは柔道の投げ技だ」「最も平和的なイングランドファン」といった声や、騒ぎを起こした人物が歴史上の人物を模した軍人の出で立ちだったことから、「まるでワーテルローの戦い（1815）」「今度のパイレーツ・オブ・カリビアンは驚くほど低予算のようだ」などと揶揄する声も多かった。

　今大会では、グラウンド内外で友好的な場面が幾度も見られているが、それだけにあまりにも残念な出来事となってしまった。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】「人が紙飛行機のように飛んだ」ラグビーW杯の観客席で起きた乱闘騒ぎ

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