日本で一時代を築いた35歳の韓国人女子ゴルファーがツアー生活に別れを告げた。

　10月19日から兵庫県マスターズGC（6495ヤード、パー72）で開幕した女子ゴルフの国内ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」に2015、16年賞金女王のイ・ボミ（韓国）が出場。通算11オーバーの99位で予選落ちし、2011年から13年間参戦した日本ツアーを終えた。
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　誰もが別れを惜しんだ。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式X（旧ツイッター）とインスタグラムには、「第２ラウンド終了後、サプライズでイ・ボミ選手の引退セレモニーが行なわれました 会場はイ・ボミ選手の好きな色の１つであるピンク一色に染まり、多くの選手や関係者から花束が贈られました」と紹介。レストラン前で、イ・ボミ応援Ｔシャツを着用して記念撮影に収まった選手、関係者らが笑顔を見せている。
  　このセレモニーにはイ・ボミの母国メディアも反応を示している。韓国最大のビジネス新聞『韓国経済日報』は「”スマイル・キャンディー”と称されたイ・ボミが日本のツアー生活を終えた」と報じ、「イ・ボミはすでに今年２月、マネジメント会社を通じて今シーズンを最後に日本の舞台を引退すると明らかにした。彼女の最後のラウンドが終わると、日本のファンはクラブハウスでサプライズ引退式を開いた」と、外国人選手ながら異例の引退式を受けたと関心を寄せている。

　ゴルフ専門メディア『Golf Digest』の韓国版も、イ・ボミのラスト日本ツアーを見逃していない。第２ラウンドを最後にツアー生活にピリオドを打ったことを伝えたうえで、「イ・ボミは2015、16年の賞金女王を獲得し、スタープレーヤーとして頂点に立った。あまりにも人気が高かった彼女に日本のメディアは『女子ゴルフ界にスター選手がいなかった当時、JLPGAツアーを救い支えたのは彼女だ。ゴルフの実力はもちろん、人間性も良く、イ・ボミを信奉するファンも多かった。日本でこれほど人気のある韓国選手はいないだろう』と表現したほどだ」と強調。「イ・ボミは日本のファンから、最も愛された韓国人ゴルファーのひとりだ」と断言している。

　母国メディアも人気に驚くほど、その愛くるしい笑顔で日本の女子ゴルフ界を明るく照らし続けたイ・ボミ。日本ツアー通算21勝と輝かしい実績を残した美女ゴルファーは、切磋琢磨した仲間や多くのギャラリーから温かく見守られ、ラウンドを去った。

構成●THE DIGEST編集部

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【画像】ピンク一色に染まったイ・ボミの引退セレモニー

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