10月27日、卓球Tリーグでプレーする男女14人の中国選手が一斉に帰国したと複数メディアが報じた。

　これを受け、中国メディア『捜狐』は、「（中国卓球協会の会長を務める）劉国梁氏が、Tリーグへの参加を辞退するように求めた」と報じたうえで、「この決定は、中国卓球チームが今後の国際大会に向けたトレーニングと準備に集中することを意味する」と続けた。

　そして、「興味深いことに、日本チームは『混合団体のワールドカップ（W杯）』にエントリーしておらず、日本の一部のメディアはその報復であると解釈した」と12月４～10日に中国・成都で開催されるW杯に出場しないことが原因であると日本国内で伝えられていることを広めたうえで、以下のように評した。

「この反応は中国チームの強さと影響力を示している。しかし、どのような解釈をされたとしても、団体ワールドカップの盛り上がりを失うことは、ファンや愛好家にとっては残念なことである」
  　大会準備期間として早めに呼び戻した中国代表。同メディアは、「我々も国内卓球を発展させ、選手がリーグ戦に参戦するために、海外遠征する必要性を最小限にする方法を考えるべきだ」と、新リーグを設立を促した。

「中国は卓球の強豪国であるので自信と野心を持って、国内で強力なプロリーグを構築し、より多くの国際的なプレーヤーを参加させることに挑戦すべきだ。そうすれば、国内のレベルが上がるだけでなく、中国卓球界にとっても才能ある若手選手が多く育ち、国内での競争力が高まるはずだ」

　今回のTリーグ撤退の決断は、果たして日本や中国卓球界に今後どの様な影響を及ぼすことになるだろうか...。

構成●THE DIGEST編集部

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