10月29日に弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の６区間38キロで開催された『全日本大学女子駅伝』。同大会の３区（5.8キロ）で大阪芸術大の選手が、意識朦朧となるアクシデントが発生した。

　15位で襷を受けた菅﨑南花（２年）は、中継所までラスト250メートル付近でフラフラし始めた。４区の選手に襷を繋ごうと懸命に腕を振って進むも、ラスト100メートル付近で転倒。一時は仰向けに転がるほど危険な状況だったが、それでも最後の気力を振り絞り、次走者である鈴木杏奈（４年）に23番手で繋いだ。

　その後、４区の鈴木が区間９位、５区のエース北川星瑠が区間３位、６区の古原夏音が区間６位と、３人の４年生が快走。９人を交わし、14位で競技場のゴールまで襷を運んだ。
  　ネット上では菅﨑の無事を祈る声が多く寄せられるなか、ゴール後には元気な姿を見せている。主将・北川はインスタグラムのストーリーで、出走メンバー６人の集合写真を添え、「アクシデントがありましたが、チーム芸大全員で戦えたと思います。悔しい結果でしたが、絶対富士山（女子駅伝）でリベンジします。応援ありがとうございました!!」とコメント。

　同様の画像を使用し、アンカー古原も「シードには届きませんでしたが、大阪芸術大学の応援ありがとうございました。とても力になりました。今後とも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを発信した。

構成●THE DIGEST編集部

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