10月15日に行なわれた『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』の女子で、2時間24分43秒・2位で見事パリ五輪出場権を獲得した一山麻緒(資生堂)。彼女のコーチである永山忠幸氏は、世界で戦う力を養うため報道陣や日本陸連に要望を伝えた。
一山が五輪切符を手にした直後に実施された記者会見で、日本陸連ロードランニングコミッションリーダーを務める瀬古利彦氏が永山コーチに「先日、ベルリンとシカゴ(マラソン)に行って参りました。女子も2時間11分、13分と凄い記録になっています。その記録に対してどう思いますか?」と世界の高速化について問いかけた。
すると永山氏は、「今やっているのは日本記録のための練習で、(1キロのペース)3分20秒ですから、そのタイムではなく、3分15秒のペースを楽に走り切れる走力が必要だと思います。それともう少しハングリーな環境を求めるべき」とコメントしたうえで、会見に出席していたメディアに向けてこうお願いをした。
「報道関係の方たちにもお願いしたいのは、やはり今回は通過点の大会であって、もっともっと上を目指すならば、我々に対しても厳しいコメントを頂きたいし、そういう部分のなかで我々は成長したい」
福士加代子をも育てた名将は、「日本陸連の強化の方たちにもお願いしたいんですけど...」とも切り出し、「世界で戦うためのトレーニングはどういうことをやっているか、具体的なものを我々の方に開示して頂きたい。そういうなかで我々は、もっと目標を高くして取り組むべきじゃないかなと思っています。ナショナルチーム戦略とよく言われますけど、全く戦略はない」と強化策を強く訴えた。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
【関連記事】パリ五輪内定の一山麻緒が“夫の支え”に涙ぐむ。鈴木健吾の声援が力に!「この2年間は『もう走りたくないな』って思うことが...」【MGC】
【関連記事】鈴木健吾はなぜ途中棄権を選択した? 妻・一山麻緒のパリ五輪切符獲得には「有限実行をした妻を誇りに思います!」【MGC】
【関連記事】“高速化”が進む世界で戦うには? 瀬古利彦は五輪内定のふたりに飛躍を求める!後輩・大迫傑には「詰めが甘かった」とガッカリ【MGC】
一山が五輪切符を手にした直後に実施された記者会見で、日本陸連ロードランニングコミッションリーダーを務める瀬古利彦氏が永山コーチに「先日、ベルリンとシカゴ(マラソン)に行って参りました。女子も2時間11分、13分と凄い記録になっています。その記録に対してどう思いますか?」と世界の高速化について問いかけた。
すると永山氏は、「今やっているのは日本記録のための練習で、(1キロのペース)3分20秒ですから、そのタイムではなく、3分15秒のペースを楽に走り切れる走力が必要だと思います。それともう少しハングリーな環境を求めるべき」とコメントしたうえで、会見に出席していたメディアに向けてこうお願いをした。
「報道関係の方たちにもお願いしたいのは、やはり今回は通過点の大会であって、もっともっと上を目指すならば、我々に対しても厳しいコメントを頂きたいし、そういう部分のなかで我々は成長したい」
福士加代子をも育てた名将は、「日本陸連の強化の方たちにもお願いしたいんですけど...」とも切り出し、「世界で戦うためのトレーニングはどういうことをやっているか、具体的なものを我々の方に開示して頂きたい。そういうなかで我々は、もっと目標を高くして取り組むべきじゃないかなと思っています。ナショナルチーム戦略とよく言われますけど、全く戦略はない」と強化策を強く訴えた。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
【関連記事】パリ五輪内定の一山麻緒が“夫の支え”に涙ぐむ。鈴木健吾の声援が力に!「この2年間は『もう走りたくないな』って思うことが...」【MGC】
【関連記事】鈴木健吾はなぜ途中棄権を選択した? 妻・一山麻緒のパリ五輪切符獲得には「有限実行をした妻を誇りに思います!」【MGC】
【関連記事】“高速化”が進む世界で戦うには? 瀬古利彦は五輪内定のふたりに飛躍を求める!後輩・大迫傑には「詰めが甘かった」とガッカリ【MGC】
関連記事
- パリ五輪内定の一山麻緒が“夫の支え”に涙ぐむ。鈴木健吾の声援が力に!「この2年間は『もう走りたくないな』って思うことが...」【MGC】
- 鈴木健吾はなぜ途中棄権を選択した? 妻・一山麻緒のパリ五輪切符獲得には「有限実行をした妻を誇りに思います!」【MGC】
- “高速化”が進む世界で戦うには? 瀬古利彦は五輪内定のふたりに飛躍を求める!後輩・大迫傑には「詰めが甘かった」とガッカリ【MGC】
- 「ナメんなよ!」驚異の大逃げで4位に食い込んだ川内優輝。「勇気がない」と断じた若手に手厳しい発破「海外に出てもっと経験積んでほしい」【MGC】
- 「殻を破るにはどうしたらいいか...」大迫傑、5秒差の3位で五輪切符スルリ。課題と同時に自信も!「僕自身の強さでもある」【MGC】