現地時間11月4日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2023-24シーズンの前半3節が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、チステルナ・バレーとアウェーで対戦し、セットカウント0-3(14-25、15-25、23-25)で敗れ、残念ながら今季初白星はまたしても持ち越しとなった。
【PHOTO】スロベニア撃破に貢献!キャプテンとしてチームを牽引した石川祐希を特集! ミラノの相手は、石川が2017-18シーズンに所属した古巣チステルナ(当時ラティーナ)だ。昨季から2選手だけを残してチームを一新し、これまで2戦の先発メンバーはすべて新加入選手となっている。ホームでの開幕戦はアウトサイドヒッター(OH)ジョルディ・ラモン(スペイン)がエース7本を決めたほか、攻撃陣3選手の全員が20得点前後を記録するなどして、昨季王者トレンティーノとフルセットマッチの熱戦を展開したが惜敗。続く第2節では、A2からトップリーグへ昇格したカターニャに1-3で黒星。それでも4選手が二桁得点を記録しており、攻撃力は高い。なお、今季就任の元スペイン代表ギジェルモ・ファラスカ監督の兄は、同代表はもちろん、イタリアをはじめ欧州リーグで選手として、また、引退後は指導者として活躍したミゲル・アルヘン・ファラスカ氏で、モンツァ(女子)監督時の2019年に46歳の若さで急逝した。そんな兄が実績を残したイタリアで、ファラスカ監督が初めて指揮を執る。
ミラノの先発は、OHに石川とマテイ・カジースキ(ブルガリア)、ミドルブロッカーはマッテオ・ピアノ(イタリア)とアグスティン・ロセル(アルゼンチン)、開幕から負傷離脱が続く正セッターのパオロ・ポッロ(イタリア)に代わり、司令塔は同郷のニコラ・ゾンタ。主力オポジット(OP)のペータル・ディルリッチ(クロアチア)が、このアウェーへの移動を控えた練習中に左足首を捻挫し欠場となったため、フェレ・レゲルス(ベルギー)が起用された。
ともに初勝利を狙う一戦で、チーム状況に不安を抱えるミラノは苦戦を強いられた。
第1セットは開始から間もなく、エンドライン際を攻めた石川の豪快なサービスエースが決まる。すると、この対戦を中継した同国公営放送『Rai Sport』の解説者で元イタリア代表のファビオ・ヴッロ氏は、「致命的な痛手を与えるサーブ」と声を上げ、「チステルナのファラスカ監督の心配が的中してしまった。試合が始まる前に話した際、イシカワのサーブをかなり危険視していたんだ」と背番号14を相手の指揮官が警戒していたことを明かした。
これで勢いに乗りたかったミラノだが、以降、被ブロックが頻発してしまう。一方で、チステルナは2節までの先発OHパヴレ・ぺリッチ(セルビア)に替えて起用した2シーズン目のエフェ・バイラム(トルコ)が大当たり。中盤に10点のビハインドを負うと反撃の機会を見だせないまま、このセットを落とした。
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ミラノの先発は、OHに石川とマテイ・カジースキ(ブルガリア)、ミドルブロッカーはマッテオ・ピアノ(イタリア)とアグスティン・ロセル(アルゼンチン)、開幕から負傷離脱が続く正セッターのパオロ・ポッロ(イタリア)に代わり、司令塔は同郷のニコラ・ゾンタ。主力オポジット(OP)のペータル・ディルリッチ(クロアチア)が、このアウェーへの移動を控えた練習中に左足首を捻挫し欠場となったため、フェレ・レゲルス(ベルギー)が起用された。
ともに初勝利を狙う一戦で、チーム状況に不安を抱えるミラノは苦戦を強いられた。
第1セットは開始から間もなく、エンドライン際を攻めた石川の豪快なサービスエースが決まる。すると、この対戦を中継した同国公営放送『Rai Sport』の解説者で元イタリア代表のファビオ・ヴッロ氏は、「致命的な痛手を与えるサーブ」と声を上げ、「チステルナのファラスカ監督の心配が的中してしまった。試合が始まる前に話した際、イシカワのサーブをかなり危険視していたんだ」と背番号14を相手の指揮官が警戒していたことを明かした。
これで勢いに乗りたかったミラノだが、以降、被ブロックが頻発してしまう。一方で、チステルナは2節までの先発OHパヴレ・ぺリッチ(セルビア)に替えて起用した2シーズン目のエフェ・バイラム(トルコ)が大当たり。中盤に10点のビハインドを負うと反撃の機会を見だせないまま、このセットを落とした。
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