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格闘技・プロレス

「若手で括るなよ」海野翔太&成田蓮が新日本オーナーに痛烈注文! “新世代タッグ”が来年1.4東京DでIWGPタッグ獲りを堂々宣言!

どら増田

2023.11.22

海野(左)と成田(右奥)が競演。来年1.4東京ドームでのIWGPタッグ獲りを宣言した。写真:新日本プロレスリング

海野(左)と成田(右奥)が競演。来年1.4東京ドームでのIWGPタッグ獲りを宣言した。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスはタッグの祭典『WORLD TAG LEAGUE 2023』開幕2連戦の初戦、11.20東京・後楽園ホール大会を開催した。

 メインイベントでは、Aブロック公式リーグ戦として、海野翔太&成田蓮の「新世代タッグ」と、グレート-O-カーン&HENAREの「ユナイテッドエンパイア」が激突した。

 オーカーンは海野、成田、辻陽太の“令和闘魂三銃士”の襲名に反発しており、HENAREもヤングライオン上がりの新日本育ちとして、この3人に思うところがあるようで、試合はお互いの意地と意地をぶつけ合うような激しい展開になった。

 終盤、オーカーン&HENAREは海野に見事な連携を決めてから、IMPERIAL DROPへの移行を試みるも、海野はこれを回避。すかさず、成田とともにオーカーンにサンドイッチ式ジャンピングキックを放ち、形勢が逆転した。

 最後は海野がブレイズブレイドからのデスライダーで、オーカーンから3カウントを奪取。「新世代コンビ」の白星スタートに、会場は大熱狂に包まれた。

 バックステージで成田は「まずは 1 勝。1 勝できたが、正直いい内容ではなかったオレ自身は」と反省を口にし、「今日は翔太のおかげ。コイツが最後まで粘って頑張ってくれたからこそ、勝てた試合だと、オレは思っている」とパートナーを労った。

 続けて、「だが次は、コイツにばっかりいい顔させらんねえんで! タッグなんで。もう 1 回ふんどし締め直して、勝ちますよ!オレは!」と、次の試合ではライバルでもある海野ではなく、自分自身が勝ちを掴み取ると豪語し、控室へ戻った。
 
 これを見ていた海野は「何言ってんだよ。あいつの背中を見て、刺激をもらってんのはオレの方だよ。負けてられねえよ。あいつより先に倒れてたまるか。あいつより先にギブアップしてたまるかよ。オレら、そんなタッグだよ。注目しとけよ」と言い切り、こちらもパートナーへ激しい闘志を燃やした。

 そのあと、「ひとつだけ、訂正してほしいことがありまして」と取材陣に前置きした海野は新日本プロレスのオーナーである木谷高明氏に向けて、大胆な痛烈メッセージを送った。

 次世代レスラーは「木谷オーナーのX(旧ツイッター)、拝見させていただきました。『本日、後楽園ホール。若手のメインイベント、頼りにしてます』。ナメないでくれよ。”若手”って括るなよ。もう立派なメインイベンターだよ。トップと何も変わらねえんだよ!」と強調。「新世代タッグ」を若手扱いとも受け取れる投稿をした木谷オーナーに厳しい注文を付けた。

 最後に「あとひとつ結果を出せれば、すぐに食い込んでやるよ。全戦全敗のヤングライオンだった海野翔太が、メインイベンターのトップレスラーとして全勝優勝して、『WORLD TAG LEAGUE』を制して、東京ドームに乗り込んで、成田と IWGP タッグのベルト、必ず獲ってやる!」と力強く宣言。来年1.4東京ドーム大会の目標をIWGPタッグ王座奪取に捉えた。

 新日本プロレスの11.28愛知・名古屋国際会議場大会では、『G1クライマックス』で海野と辻が対戦した同世代の清宮海斗(プロレスリング・ノア)と、ノアで修行中の大岩陵平とのタッグ対決も公式リーグ戦で組まれている。

 はたして、どんな戦いになるのか。熾烈な世代闘争にも期待したい。

◆新日本プロレス◆
『WORLD TAG LEAGUE 2023』
2023年11月20日
東京・後楽園ホール
観衆 1133人
▼『WORLD TAG LEAGUE 2023』Aブロック公式リーグ戦(30分1本勝負)
○海野翔太&成田蓮【2点】(24分40秒 片エビ固め)グレート-O-カーン●&HENARE
※デスライダー

文⚫︎どら増田

【動画】”新世代タッグ”海野翔太&成田蓮が躍動!
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