ラグビー

ラグビーW杯で活躍した世界的スターが続々参戦! 9日開幕のリーグワン注目の新外国人選手5選

向風見也

2023.12.08

南アフリカのW杯優勝に貢献したコルビ。世界を席巻した快足が日本でも見られることに。(C) Getty Images

 毎年、同じ謳い文句が繰り返される。

「大物選手が続々加入!」

 今年も然りだ。ジャパンラグビーリーグワンには、世界的な選手が集まっている。12月9日開幕の新シーズンも、今秋のワールドカップ・フランス大会で大暴れした大物が複数、参戦する。本稿では、特に注目の5つの才能に触れる。

(カッコ内は、保持するキャップ数=代表戦出場数/所属先/ポジション/身長・体重/年齢)

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アーロン・スミス
(ニュージーランド代表125キャップ/トヨタヴェルブリッツ/スクラムハーフ/171センチ・83キロ/35歳)


 オールブラックスことニュージーランド代表で攻めを動かし、優勝した2015年のイングランド大会を皮切りに3度のワールドカップへ出場。ずっと仕掛けが鋭いうえ、年齢を重ねるほど緩急自在の試合運びで魅了するようになった。

 新天地のヴェルブリッツは、パワープレーを伝統芸としながら均衡の取れた戦い方にも食指を伸ばす。シンプルに戦うか、多彩な策を繰り出すかのバランスが問われる。

 ここで今回が初の海外挑戦となるスミスは、来日前から「選手個人の強み、弱み、ランラインを理解したうえで、いいチャンスを作りたい」と宣言。同時加入のボーデン・バレット、元ニュージーランド代表ヘッドコーチのスティーブ・ハンセン総監督とともに、持てる力を最適に活かしたい。


リッチー・モウンガ
(ニュージーランド代表56キャップ/東芝ブレイブルーパス東京/スタンドオフ/176センチ・83キロ/29歳)


 一緒にブレイブルーパス入りするシャノン・フリゼル(ニュージーランド代表33キャップのフランカー)曰く、「強みはリーダーシップ。何でもできる」。スミスとともにオールブラックスを動かした司令塔で、シャープに駆ける。

 ブレイブルーパスでは、森田佳寿コーチングコーディネーターが相手の盲点を突く独創的な攻撃布陣を唱える。新たな大物プレーメーカーはどんな化学変化を起こすか。


アーディ・サヴェア
(ニュージーランド代表81キャップ/コベルコ神戸スティーラーズ/ナンバーエイト/188センチ・102キロ/30歳)


 自身にとって2度目のワールドカップがあった今年は、統括団体のワールドラグビーが選ぶ男子15人制年間最優秀選手賞に輝いた。速さと強さを活かした突破とタックル、地上の球へのしぶとい絡みが光る。

 以前オーストラリア代表を率いたデイブ・レニー新ヘッドコーチが厳しい態度で組織を引き締めるなか、単年契約の怪物級戦士はチームマンになれるか。
 
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