金の長髪をなびかせ、ファフ・デクラークは暴れる。
2019年のラグビー・ワールドカップ日本大会では、南アフリカ代表の一員として準々決勝で日本代表を破った。そのまま同国3度目の優勝を果たし、日本でも広く知られるようになった。
【動画】デクラークが別格のプレー! 横浜vs神戸ハイライト 横浜キヤノンイーグルスへ加わったのは昨夏のこと。同年12月から開催中のリーグワン1部にあって、攻めの起点のスクラムハーフとして周りに違いを示す。
接点へ駆け寄っては緩急をつけてラン、パスを繰り出すうえ、相手の捕りづらい高さ、球筋のキックでも魅する。
守りでも目立つ。危険地帯を先回りし、強烈なタックルを繰り出す。
さらに印象的なのは、防御網から極端に飛び出し、相手に圧をかける動きだ。
「オプション(攻めの選択肢)が豊富じゃない選手の唯一のオプションを消しに行く」と判断の根拠を説くが、理論に収まらぬ思いにも突き動かされる。
身長171センチ・体重80キロ。一線級にあっては小柄も、大男の多い南アフリカでトップに立ったのだ。31歳にして反骨心がある。
「お前は小さいからラグビーなんかできねーよ。散々そう言われてきて、見返したいと思ってきました。デカい相手がこちらへ走ってくる。こいつは小さいからタックルなんかできないだろう。…きっとそう見られているなか、思いっきりタックルへ行ってビビらせる。それをいまは、楽しんでできるようになりました」
仲間内ではひょうきんな友で鳴らす。
ある選手曰く、「溶け込みやすい。結構、皆のことをいじる。そして自分がいじられたら、たまに怒る……。いい感じにやっています」。本人は続ける。
「楽しい雰囲気、エネルギーをチームに与えたい。性格上、明るく振る舞うのが好き。ただ、メリハリが大事。グラウンドに一歩、足を踏み入れれば、仕事をしないといけない」
東京都町田市にある本拠地では、チーム戦術を念頭に置き、実戦形式のトレーニングを引っ張る。
インサイドセンターの梶村祐介主将によれば、「ラグビー以外の面でも大きな戦力です」とのことだ。
「ファフはイーグルスのラグビーを理解するのも早かったですし、発言、態度ともポジティブ。チームにとってマイナスな行動をしない」
2019年のラグビー・ワールドカップ日本大会では、南アフリカ代表の一員として準々決勝で日本代表を破った。そのまま同国3度目の優勝を果たし、日本でも広く知られるようになった。
【動画】デクラークが別格のプレー! 横浜vs神戸ハイライト 横浜キヤノンイーグルスへ加わったのは昨夏のこと。同年12月から開催中のリーグワン1部にあって、攻めの起点のスクラムハーフとして周りに違いを示す。
接点へ駆け寄っては緩急をつけてラン、パスを繰り出すうえ、相手の捕りづらい高さ、球筋のキックでも魅する。
守りでも目立つ。危険地帯を先回りし、強烈なタックルを繰り出す。
さらに印象的なのは、防御網から極端に飛び出し、相手に圧をかける動きだ。
「オプション(攻めの選択肢)が豊富じゃない選手の唯一のオプションを消しに行く」と判断の根拠を説くが、理論に収まらぬ思いにも突き動かされる。
身長171センチ・体重80キロ。一線級にあっては小柄も、大男の多い南アフリカでトップに立ったのだ。31歳にして反骨心がある。
「お前は小さいからラグビーなんかできねーよ。散々そう言われてきて、見返したいと思ってきました。デカい相手がこちらへ走ってくる。こいつは小さいからタックルなんかできないだろう。…きっとそう見られているなか、思いっきりタックルへ行ってビビらせる。それをいまは、楽しんでできるようになりました」
仲間内ではひょうきんな友で鳴らす。
ある選手曰く、「溶け込みやすい。結構、皆のことをいじる。そして自分がいじられたら、たまに怒る……。いい感じにやっています」。本人は続ける。
「楽しい雰囲気、エネルギーをチームに与えたい。性格上、明るく振る舞うのが好き。ただ、メリハリが大事。グラウンドに一歩、足を踏み入れれば、仕事をしないといけない」
東京都町田市にある本拠地では、チーム戦術を念頭に置き、実戦形式のトレーニングを引っ張る。
インサイドセンターの梶村祐介主将によれば、「ラグビー以外の面でも大きな戦力です」とのことだ。
「ファフはイーグルスのラグビーを理解するのも早かったですし、発言、態度ともポジティブ。チームにとってマイナスな行動をしない」