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フィギュア

6度目の頂点へ――。宇野昌磨が公式練習で万全調整。一方、三浦佳生は姿見せず【フィギュア全日本選手権】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.12.21

宇野は6度目の全日本選手権優勝を狙う。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

宇野は6度目の全日本選手権優勝を狙う。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケートの全日本選手権が12月21日、長野市のビッグハットでいよいよ開幕する。初日は午後3時からペアショート、同52分から男子ショートが行なわれる。

 男子はグランプリ(GP)ファイナルで表彰台に立った宇野昌磨と鍵山優真が優勝争いの中心と目され、同じくファイナル組の三浦佳生、4回転ジャンプが武器の佐藤駿が上位を狙う。
 
 宇野は朝の公式練習でフリップを入念に確認。いくつか抜ける箇所があり、コーチのステファン・ランビエール氏と話し込み、修正箇所を確認する場面も。

 すると曲かけ練習では、冒頭でしっかり4回転フリップを決めてみせ、同コーチも満足な表情を見せた。2つ目には4回転+3回転の連続トウループ、最後はトリプルアクセルを着氷。通算6度目の優勝に向け、調整は万全といったところか。

 GPファイナルでは宇野に次ぐ銅メダルだった鍵山は、ひとつ目のサルコウが2回転になるも、2つ目の4回転+2回転の連続トウループ、3つ目のトリプルアクセルを降りた。曲かけ後は抜けた4回転サルコウをきっちり修正。調子はまずまずのようだ。

 11月のNHK杯ではショートで世界最高得点(当時)を叩き出す会心の演技を見せた鍵山。本番で合わせてくるのか要注目だ。

 気がかりなのは三浦。GPファイナルでは体調を大きく崩しながらも、なんとか気力で滑り切った18歳は前日練習に姿を見せていたが、この日の公式練習は不在。はたして本番は、姿を見せるだろうか。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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