専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

井上尚弥に勝つ可能性は五分以上!? 元世界王者がタパレスの“優位性”に言及!「リング経験」「知識と冷静さ」がポイントと分析

THE DIGEST編集部

2023.12.22

26日にスーパーバンタム級4団体統一戦で相対する井上(左)とタパレス(右)。果たしていかなる結末に? (C) Getty Images

26日にスーパーバンタム級4団体統一戦で相対する井上(左)とタパレス(右)。果たしていかなる結末に? (C) Getty Images

 ボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)による、4団体王座統一戦が目前となった。12月26日、東京・有明アリーナで行なわれるこのビッグファイトは、2人のチャンピオンがそれぞれのベルトを懸け、同階級初の4団体統一を目指す。

【関連記事】「パーン! 破裂音のような、凄い音が聞こえた」世界的カメラマンがリング下で体感した井上尚弥の衝撃 「最初の構えから、カッコいい」
 7月のスティーブン・フルトン戦でも圧倒的な強さを見せ、スーパーバンタム級2戦目での偉業を見据える井上尚弥。無論、この試合でも勝利を予想する声は多い。また、敵地に乗り込むタパレスに関しては、自身により強い意気込みを発せられてきているものの、やはりファン、関係者からの下馬評は高くはない。

 しかし、地元フィリピンメディアでは、フィリピン人王者の勝利も「現実的」であると説く、現役ボクサーの声も伝えられているようだ。

 元IBF世界スーパーフライ級王者ヘルウィン・アンカハスによる、井上対タパレス戦の展望がボクシングサイト『PhilBoxing.com』で紹介されている。

 12月21日に配信となったトピックによると、アンカハスの見解ではタパレスの方がプロキャリアで上回っているとして「リング経験と成熟度を考えれば、タパレスが有利であり、日本のモンスターに勝つ可能性は五分以上」と綴られている。さらに、「問題となる状況に対処するための知識と冷静さ」をタパレスのアドバンテージだと主張したという。

 またアンカハスの指摘として、タパレスが過去、強打のボクサーとの試合にも勝利してきていることなどを踏まえ、井上との対戦には「このような状況に対処する能力がある」と語ったとしている。他にも、井上のプロキャリアの中でサウスポーとの対戦経験が少ないことなども、タパレスの優位性を高める要因であると記されている。

 加えて、同砲の勝利を見通す元王者のコメントを踏まえ、同メディアも「タパレスのリング・インテリジェンスとスマートなサウスポー・ファイト・スタイルが、格段に向上したボクシング・スキルと自慢のパンチ・パワーを引き立てれば、タパレスはイノウエにとっての“マランディング・ナイトメア(悪夢)”の呼び名に恥じない活躍を見せてくれるだろう」と期待を寄せた。

 指摘されたような豊富なキャリアによるタパレスの経験が、試合当日に活かされる瞬間が訪れるのか。そしてそれこそが、揺るがない強さを誇る日本人王者打倒への、活路を見出す要素となるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】美しすぎるラウンドガール!会場を華やかに彩った、雪平莉左さん&新唯さんを特集!

【PHOTO】ビッグマッチへ気合十分!マーロン・タパレスとの4団体統一戦実施発表会見に臨んだ井上尚弥!

【PHOTO】大橋ボクシングジム所属の井上尚弥が、番組収録後に囲み取材を実施!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号