格闘技・プロレス

「あの試合は勝っていた!」「ヤツをぶっ飛ばしたのはオレ」オーフレイム、“唇パックリKO”に不満【UFC】

THE DIGEST編集部

2019.12.21

激闘の末に深いダメージを負ったオーフレイムが、試合の感想を語った。 (C) Getty Images

 衝撃のKOシーンから約2週間。たった一発のパンチで大怪我を負った、アリスター・オーフレイムが、問題の試合を振り返った。

 話題となったのは、ジャルジーニョ・ホーゼンストライクと対戦した現地時間12月7日に、アメリカ・ワシントンのキャピタル・ワン・アリーナで開催された総合格闘技団体『UFC』のファイトナイトのメインマッチだ。

 最終5ラウンド目の終了10秒前にホーゼンストライクのストレートがオーフレイムの顔面にクリーンヒット。これによってオランダの巨漢戦士は、左上唇がパックリと裂ける深い裂傷を負ってTKO負けを喫した。

 試合後、すぐさま病院に搬送され、縫合と整形を兼ねた手術を行なったというオーフレイムは、現地時間12月21日に韓国の釜山で行なわれる「UFCファイトナイト」に先駆けたイベントに出席。痛々しい手術痕とは裏腹に、笑顔で公の場に登場した。その模様を英紙『The Sun』が報じている。
 
 ホーゼンストライク戦で負った問題の怪我については、「調子は良いよ。ほぼ完璧だ」と答えたオーフレイムは、TKO負けとなった試合結果に対する不満を露わにした。

「オレは、あの試合は勝ったと思っている。全てのラウンドでヤツ(ホーゼンストライク)をぶっ飛ばしていたんだからな。最後も俺は戦いに戻っていたさ。なのに、残り2秒か3秒のところでレフェリーが試合を止めたんだ。オレにとっては勝利だよ」

 さらにオーフレイムは、ジャッジに対する不満を次のようにも漏らしている。

「あれはイージーマッチだった。試合終了の5秒前に唇をカットしただけで、明らかにオレの勝ちだった」

 歯が剥き出しになるほどのダメージの影響を感じさせない回復ぶりをアピールした39歳は、「3月か4月には戦いたい。相手は誰だって構わないさ」とも発言。いち早く次戦を見据えた。

 幾多の名勝負を繰り広げてきた百戦錬磨のファイター、オーフレイム。メスを必要とするほどの大怪我にもたじろがない度胸は、流石というほかにない。

構成●THE DIGEST編集部
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