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「だいたい友達みたいな感じ」北口榛花が陸上界で“仲の良い2人”を明かす! パリ五輪に向けては「金メダルという目標しか言えない」

THE DIGEST編集部

2023.12.28

怒濤の快進撃で日本陸上界を牽引した北口。いよいよ運命の五輪イヤーに突入する。(C)Getty Images

 女子やり投げの世界選手権女王である北口榛花が公式インスタグラムを更新。12月20日の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」受賞を受けて、感謝と決意のメッセージを投稿した。

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 今夏にブダペスト(ハンガリー)で開催された世界選手権において、女子トラック&フィールド種目で日本人初となる金メダルを獲得。続くダイヤモンドリーグ・ファイナルでも日本人初優勝を飾り、2度に渡って日本記録も更新するなど、まさに充実の2023年シーズンとなった。

 投稿された全文は以下の通りだ。

「アスリートオブザイヤーを受賞できて、すごく嬉しいです。(アスリートオブザイヤーは)おそらく2015年に、サニブラウンアブデルハキーム選手と一緒に新人賞を受賞してからずっと憧れていたそんな賞でした。去年、とれると思っていたのですがとれなかった(注:2022年は世界選手権20km競歩で2連覇を果たした山西利和選手が受賞)ので(笑)、今回とれて、『これ以上(の成績を)どうにかしろ』と言われてもちょっと難しいところもあったので(笑)、今回とれて、すごく嬉しいです。

 私は、選手として、トップを目指すことが当たり前であると思っていますし、そのために犠牲を払うことや海外に出ていくことは当たり前だと思って、これまでやってきました。しかし、日々生活するなかで、それを当たり前だというふうに思えていることが私の強さであり、それを当たり前だと思えていない人もたくさんいるということが、最近になってわかってきました。今まで出会った人のなかには、私が(自分の)価値観を押しつけて(笑)、苦しんでいた人もおそらくいたと思うのですが、ようやくその違いに気づけるようになってきたことが、自分の成長の一つであるかなというふうに思っています。

(今、動画で)仲のいい2人(サニブラウン、橋岡優輝)から、なんかオフィシャル的な?(笑)、いつもの感じじゃないビデオが届きました。サプライズだったし、2人とも何も言ってこなかったので(笑)、すごくびっくりしました。2人は今、アメリカにいて(年齢は)、一応私のほうが一つ上なのですが、まあ、だいたい友達みたいな感じ(笑)なので、2人の行動とか試合とかはチェックしていますし、(その存在は)すごく力になっています。(アスリートオブザイヤーの座を懸けては)来年も負けないように(笑)、自分がまたここに戻ってこられるように頑張れたらいいなと思っています。
 
 来年はパリオリンピックがありますが、世界陸上で金メダルを取った以上、(オリンピックでも)金メダルという目標しか言えないというのが事実で、それは言うのは簡単ですが、やるのは本当に難しいことだと自分のなかではわかっています。今年、日本記録も2回更新できましたが、それで満足することなく、私が目指しているのはもっと上なので、これからもずっと上を…、下を見ることなく上を見続けて、自分を成長させていきたいなと思っています。

 来年はパリ、そして2025年は東京の世界陸上と続きますので、日本の陸上ファンの皆さんを含めて、日本の陸上関係者の皆さんの力が一番必要になる2年間だと思っています。これからもご声援、ご支援、よろしくお願いします」(原文ママ)

 大晦日には紅白歌合戦に審査員として出演予定で、オフも各メディアから引っ張りだこの北口。年明けには拠点があるチェコへ旅立ち、運命の2024年シーズンをスタートさせる予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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