来年１月２日、３日に号砲が鳴る第100回箱根駅伝。関東学生陸上競技連盟は12月29日、出場23校の１区から10区までの区間エントリーと補欠登録６選手を発表。いよいよ運命の大一番が刻一刻と迫ってきた。

　史上初となる２度目の駅伝三冠を狙う絶対王者・駒澤大に大きな注目が集まるなか、２年ぶり７度目の優勝を狙う青学大の名将も、覇権奪還に並々ならぬ意欲を示している。

　前回３位の同大・原晋監督は区間エントリーが発表された29日に自身の公式Ｘ（旧ツイッター）を更新。「恒例の区間エントリー発表！　様々なトラブルがありましたが、結果として理想のオーダーが組めそうです。当日変更もありますが、区間予想するところから駅伝の楽しさが始まります。ファンの皆様大いに楽しんでください」と綴り、最強の駒澤大をはじめ、ライバル校すべてに「『負けてたまるか』大作戦！スタート」と宣戦布告した。
  　その言葉通り、今季の青学大は楽しみなランナーが揃った。１区に今季好調の荒巻朋熙（２年）を抜擢。野村昭夢（３年）を６区に登録し、４区に佐藤一世（４年）、５区に若林宏樹（３年）など実績ある選手を配置し、２年ぶりの頂点に向け万全のメンバーを構成した。

　今季も出雲駅伝、全日本大学駅伝は駒澤大に譲ったが、原監督が謳う「『負けてたまるか』大作戦！」は、大舞台ではまるのか。大学駅伝界の名将の采配に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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