専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

井岡一翔、防衛戦がいよいよゴング間近! 海外メディアも大晦日のリングに立つ王者の決意を称賛「イオカは誰も失望させない」

THE DIGEST編集部

2023.12.30

大晦日に防衛戦を迎える井岡。(C) Getty Images

大晦日に防衛戦を迎える井岡。(C) Getty Images

 ボクシングWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)が12度目の大晦日のリングに上る。すでに恒例となった12月31日の戦い、今年も東京・大田区総合体育館を舞台に、同級8位ジョスベル・ペレス(ベネズエラ)を迎える。

 いよいよ間近となった「大晦日決戦」、井岡にとっては今年6月にタイトル戴冠となって以来の初防衛戦だ。12月30日に行なわれた、前日計量では両者とも一発クリア。あとは試合のゴングを待つのみとなった。
 
 今回の一戦にはKO勝利を狙うとも公言していた王者が、今回のプロ34戦目でどんなファイトをみせるか、海外からの視線も熱を帯びる一方だ。米ボクシングサイト『Boxing News 24 / 7』では現地時間12月29日、井岡対ペレス戦の特集記事を配信。この戦いへの決意を語った井岡のコメントも伝えている。

 トピックでは、井岡自身やファンが長らく待ち望んでいた、WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)戦が今回、実現しなかったと説明しながら、井岡が「私はチャンピオンであり、挑戦者と試合をすることは義務だと思っています」と語った言葉を掲載。その上で同メディアは「ファンのことを考え、"ショーは続けなければならない"という姿勢を貫いたイオカは称賛に値する」と評している。

 さらに、「カズト・イオカは誰も失望させたくなかったし、そんなことはしない。イオカファンはもちろん、日本のボクシングファンも知っての通り、ここ数年、日本では大晦日にボクシングのビッグカードが組まれるのが恒例となっている」と指摘。

 加えて、同メディアによる今後への展望として、「イオカはエストラーダ戦が実現すると信じている」と見通しながら、今月、フライ級で統一王者となったジェシー・ロドリゲス(アメリカ)の名を挙げ、「イオカとロドリゲスの一戦も興味深い」と論じている。

 また、目前に控える大一番にも言及。「34歳のイオカはベネズエラのペレスに対して失敗してはならない。28歳の元WBAフライ級タイトル挑戦者は、アンダードッグとしてリングに上がることになるが、ペレスはパンチがあり、3連続KO勝利を収めている。ペレスにはイオカ戦で失うものは何もない」として、番狂わせの可能性もあると主張した。

 井岡は王者として難敵を退け、「その先」へとつなげることが出来るか。ファンからの大きな期待を背負い、まもなく一年最後の日のリングに上る。

構成●THE DIGEST編集部

 【画像】昨年はドロー決着!井岡一翔vsジョシュア・フランコのスコア
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号