格闘技・プロレス

【新日本】内藤哲也が“IWGP世界ヘビー”初戴冠!東京ドームでの「デ・ハポン」大合唱を成功させたカリスマの次なる野望とは?

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.01.05

かつての盟友との接戦を制した内藤。写真:福冨倖希

 新日本プロレスは『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18』1.4東京ドーム大会を開催。ファイナルの「IWGP世界ヘビー級選手権試合」では挑戦者の内藤哲也が王者SANADAを破り、IWGP世界ヘビー級王座初戴冠を果たした。

【PHOTO】王者・SANADAを破り、内藤哲也がIWGP世界王者初戴冠を果たす!|ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム
 前日の記者会見で、内藤は「人を楽しませるためには、まずは自分自身が楽しむこと。明日の東京ドーム大会、今というもう二度と戻らないこの瞬間を目いっぱい楽しんでいきたいと思います」と胸中を吐露。「そして、東京ドームでの大合唱! 明日、4年前の忘れ物を、取りにいきたいと思います」と目標を掲げていた。

 昨年3月にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)を脱退したSANADAとの元同門同士の対決。場内は「内藤コール」「SANADAコール」が半々だった。試合は、序盤から内藤が優勢に進めていき、SANADAの首にダメージを与え続けた。

 だが、SANADAも意地を見せた。シャイニングウィザードやラウンディングボディプレスで反撃を開始するも、内藤は必死に耐える。そして、内藤はSANADAの得意技・デッドフォールを炸裂させると、最後はバレンティアからのデスティーノを突き刺し、3カウントを奪った。

 試合後のマイクで内藤は、「今日俺が1番楽しみにしていたのは、4年前の忘れ物。つまり、ここ東京ドームでの大合唱! 皆さまも大合唱しに今日東京ドームに来たんですよね?」と客席に問いかけると、続けて「皆さま、準備はよろしいでしょうか。最後の締めはもちろんBUSHI、ヒロム、鷹木、ティタン、陽太、イ・内藤。ノスオトロス! ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン!」と念願の大合唱を成功させた。

 バックステージで内藤は、「ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱…だったんだけどね。喉が、声が枯れてしまって、いまいち思いっきり叫べなかった」とまさかの告白。だけども、「それが俺らしいなって思ったよ」と振り返った。

 さらに、広島カープのファンで知られる"制御不能なカリスマ"は次なる野望を語った。
 
「でも、ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱が実現できて嬉しかったし、大合唱ができた瞬間、また次の目標ができました。俺はマツダスタジアムで試合がしたいな。マツダスタジアムで広島のお客さまと一緒に大合唱したいな。あと、俺の地元である東京都足立区にある東京武道館でも試合と大合唱したいし、俺がデビューした地、草加市スポーツ健康都市記念体育館でも試合、そして大合唱したい」

 最後に内藤は、「まだまだ俺にはやりたいことがありますよ。今日、東京ドームで大合唱したら内藤は終わってしまうんじゃないか? そんなの余計なお世話だぜ、カブロン!」と声を上げると、続けて「まだまだ続く内藤哲也のプロレス生活。皆様、トランキーロ焦らずに、そして目を開いてゆっくりご覧ください」と締めくくった。

◆新日本プロレス◆
『WRESTLE KINGDOM 18』
2024年1月4日
東京・東京ドーム
観衆 27422人
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●SANADA(25分42秒 片エビ固め)内藤哲也○<挑戦者>
※デスティーノ
※第7代王者が5度目の防衛に失敗、内藤が第8代王者となる

取材・文●大田更紗
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