成長著しい16歳は収穫と課題を口にした。
1月14日、京都で第42回全国都道府県女子駅伝が行なわれ、前回大会で「驚異の17人抜き」が大きな話題をさらった16歳のドルーリー朱瑛里(津山高)は、12分47秒の区間5位で大会を終えた。
【PHOTO】宮城が29年ぶり優勝&田中希実は異次元の”19人抜き”!中学生から社会人まで、喜怒哀楽が溢れた都道府県対抗女子駅伝の厳選ショット
大会終了後、高校1年生は会見場に姿を現すと開口一番「もっといい順位で次の区間に襷を渡したかった。そういう走りができなかったことに対して悔しい」と反省。8人抜きの快走を見せながらも、チームの順位をもっと上げれなかったことを悔いた。
昨年は中学生区間である3区(3キロ)を担い、異次元のスピードで区間新をマークして一気に注目を浴びた。引き続き岡山代表として臨んだ今年は2区(4キロ)を務め、27番手から一気に19位までアップさせた(最終順位は14位)。長い距離を克服するスタミナ、スピードも一段と進化した印象だが、「レース中盤で少しタイムが落ちてしまった。どんな状況でも自分の力を最大限出していくことが大事」だとし、冷静に自分の走りを分析した。
今年は同じ2区に東京五輪女子1500メートル8位入賞を果たし、1500・5000メートル日本記録保持者である田中希実(New Balance)がエントリーし、大きな注目を集めた。田中と直接競り合う機会はなかったが、日本女子陸上界の中長距離を牽引する実力者は”19人抜き”という別次元な走りを披露。圧巻のスピードで駆け抜けた先輩の背中を追いかけ続けた。
田中の快走を振り返りながら、「やっぱりトップ選手が走る姿はすごいカッコイイですし、私も憧れます。そういった選手に少しでも近づけるようになりたい」と、あらためて彼女が憧れであり、目標のランナーだと強調した。
加えて、「(この大会は)実業団の選手と走らせてもらうので、成長につながる」と発言。続けて、「トップ選手は自分の走りだけでなく、他の選手への気配りだったり、自分のことだけじゃなくて他の選手のことも考えていた。そういったところは見習っていきたい」と話し、区間賞を獲得した田中をはじめ、同じ2区を走った世界選手権5000メートル代表の山本有真(積水化学)ら先輩ランナーの振る舞いからも学びを得たようだ。
レース後には田中や山本らと話す機会もあり、「様々な年齢の選手がいる中でレベルの高い大会に参加させて頂いた。すごい自分のモチベーションだったり、刺激になりました。こういった経験を次に生かしていきたい」と目を輝かせながら、さらなる成長を誓った。
強烈なインパクトを残した前回大会から、肉体だけでなく精神的にたくましさが増したドルーリー。国内トップランナーから刺激をもらった彼女の成長は止まらない。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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大会終了後、高校1年生は会見場に姿を現すと開口一番「もっといい順位で次の区間に襷を渡したかった。そういう走りができなかったことに対して悔しい」と反省。8人抜きの快走を見せながらも、チームの順位をもっと上げれなかったことを悔いた。
昨年は中学生区間である3区(3キロ)を担い、異次元のスピードで区間新をマークして一気に注目を浴びた。引き続き岡山代表として臨んだ今年は2区(4キロ)を務め、27番手から一気に19位までアップさせた(最終順位は14位)。長い距離を克服するスタミナ、スピードも一段と進化した印象だが、「レース中盤で少しタイムが落ちてしまった。どんな状況でも自分の力を最大限出していくことが大事」だとし、冷静に自分の走りを分析した。
今年は同じ2区に東京五輪女子1500メートル8位入賞を果たし、1500・5000メートル日本記録保持者である田中希実(New Balance)がエントリーし、大きな注目を集めた。田中と直接競り合う機会はなかったが、日本女子陸上界の中長距離を牽引する実力者は”19人抜き”という別次元な走りを披露。圧巻のスピードで駆け抜けた先輩の背中を追いかけ続けた。
田中の快走を振り返りながら、「やっぱりトップ選手が走る姿はすごいカッコイイですし、私も憧れます。そういった選手に少しでも近づけるようになりたい」と、あらためて彼女が憧れであり、目標のランナーだと強調した。
加えて、「(この大会は)実業団の選手と走らせてもらうので、成長につながる」と発言。続けて、「トップ選手は自分の走りだけでなく、他の選手への気配りだったり、自分のことだけじゃなくて他の選手のことも考えていた。そういったところは見習っていきたい」と話し、区間賞を獲得した田中をはじめ、同じ2区を走った世界選手権5000メートル代表の山本有真(積水化学)ら先輩ランナーの振る舞いからも学びを得たようだ。
レース後には田中や山本らと話す機会もあり、「様々な年齢の選手がいる中でレベルの高い大会に参加させて頂いた。すごい自分のモチベーションだったり、刺激になりました。こういった経験を次に生かしていきたい」と目を輝かせながら、さらなる成長を誓った。
強烈なインパクトを残した前回大会から、肉体だけでなく精神的にたくましさが増したドルーリー。国内トップランナーから刺激をもらった彼女の成長は止まらない。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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